ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

○甘さ：14g ページ15

さとみside.

「な、なんで名前を…。」

さ「え〜？なんででしょーねぇ…w？」

ちょっと煽りぎみに話す。

これだけでもおっさんは十分に腹がたつらしく、思ったより早く手を出してくれた。

「っ…クソッがっ…！！」

おおきく振りかぶって〜、殴りました！

…なんてなw。

頭上に降ってくる拳を易々と避ければ、おっさんはソファ席に倒れこむ。

だんだんと客の視線が集まってきた。

「くっ…このっ野郎…！避けてんじゃねぇぞっ…！っ…は…？」

パンッ、なんてなんて乾いた音と鈍い打撃音が店内に響き渡る。

今度は避けられることを想定しての攻撃だったのか、先程よりかは緩く殴りかかってきた。

店員さんには迷惑だろうが、事実を作るために。動かぬ証拠を作るために。


なにより、彼女のために。


『ぁ、ぁ…さ…さとみくっ…顔ッ…』

こ「さとみくん！！」

さ「ってぇな。」

緩く…とは言っても殴られたことに代わりはない。

めちゃくちゃ痛いし、殴られた頬は多分腫れているんだろう。

泣きそうな顔でそっと、俺の頬に触れるA。

何もいわず、ただただ顔を歪めている。

彼女の新しく見る顔に連写をかましたい何て言う気持ちを必死に押さえつける。

と、なぜか開き直ったおっさんは

「誰だよこのアマ。どーせ、どっかのちっせー企業の下っぱ社員だろw？」

なんてバカにしたように言う。

はぁ…彼女の前で言うのはもう少し後にしたかったんだけどな。

コイツのせいで考えてた計画が全部がパァだよ。

さ「はぁ…申し遅れました。市子社 社長、桃山 伊吹の息子…桃山 智実といいます。以後、お見知りおきを。…嫌、以後も何もないか。」

さ「もう、会うこともないでしょうしね。酒内社の社員さん…w？」


皮肉を込めて言い放ってやる。

ころんに彼女の耳と目を塞ぐように頼み、何も分からないことを確認し、本音をさらけ出す。

さて、終わりにしようかおっさん。



＿＿＿＿＿＿

も…もふゆです…。

あの…更新数日さぼっててすみません…。

言い訳を述べますと…受験勉強と…修学旅行後恒例の風邪引きと…生理が被り…寝不足で階段から転げ落ち…見事に足を打撲して…卒業文集の…課題が、でてました…。

むり…むりだって…

不幸の連鎖のフルコンボだドン★って感じです。

受験まで後少し、クリスマスまであと少し。

目まぐるしいほどに過ぎていく現実に充実感を覚え始めて、勉強も捗りまくってます。

そして、24時間配信！ほぼ終了、お疲れ様でした！

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