ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

○甘さ：１３g ページ14

苦手な人がいるかもです…！
キモオジとセクハラ(未遂)表現が苦手な方は気を付けて…！！

わんくっしょん！！

＿＿＿＿＿＿


さとみside.

カランコロン

と、軽快な鈴の音が店内に響く。

COROLLA PASTA と言う麺専門料理店。

男女問わず人気のある店で、店内を見回してもほとんど満席だった。

女性の店員さんが小走りでこちらに来た。

店員「いらっしゃいませ！お好きなお席にどうぞ！」

忙しいはずなのに笑顔を絶やさないようにする接客業。つくづく尊敬するな〜。

俺には無理だわw

俺に手を引かれるままに連れてこられたころんは、肩口で息をしていた。

こ「ねぇっ…もうっ…なんで…息切れてないんだよ…っはぁ…疲れた…」

さ「えぇw？そんなに距離走ってないけどw？」

こ「マジで意味分かんないw…はぁ〜、てかなんでそんな体力あんだよ。」

さ「ん〜…」

俺も別に特別な運動とかはしてないが、Aの後を付けるのでたまに走ったりしてたから体力が有り余ってるんだと思う。

さ「まぁ、最近ちょっとな。」

こ「なんだよwww」

さ「適当に頼んで食べるべ」

こ「あ〜…なんにしよ。」

メニュー表を眺めながらAを見守る。

ここの席の隣だから何かあったときに駆けつけやすい。

こ「僕、これ〜」

さ「じゃあ俺はこれ。」

お互いに好きなものを頼み、ぼーっと待つ。

聞き耳を立てながらころんと少し会話を交わしていく。

こ「てかさ〜、さとみくん彼女いたんだね〜」

さ「ん？まぁな。まだ付き合って数日だけど。」

こ「数日！？へぇ〜」

さ「まぁ…今度紹介するわ。」

正直誰にも紹介したくないけど、ころんにならいいか。

それから数分後料理が届き、食べ始める。



と、隣…つまりAが座る席の会話がやばくなってくる。



どこにすんでるの？とか、かわいいね、とか。

そこまではギリギリ我慢ができた。

でも、

「あ、ボタンほつれてるよ？」

なんて言ってかのじょの胸元に手を伸ばす。

無論。胸元のボタンなんてほつれていない。

こ「ちょっ、あれヤバくね？…ってさとみくん！？」

ころんの声なんて無視して、おっさんの手首を掴み卓上のコップに注がれていた水を掛ける。

「っ、なんなんだ君は！」

さ「なんなんだ…は、こっちの台詞ですよ。酒内社のもぶ男さん。」






さて、どうしてやろうかな〜？

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