ストーカー彼氏が甘すぎる。(桃)

○甘さ：20g ページ22

Aside.

『遅いなぁー…』

そんな独り言をこぼし、ソファに横たわる。

現在、夜の11時半。

定時にはあがれると行っていたはずの彼はまだ帰ってきていない。

たくさんのもふもふをお腹に乗せて帰りを待つも、帰ってくる気配は未だにない。

『もうお風呂も済ませちゃったし、ご飯も作り終わって冷めちゃってるし…やることもないしなぁ…。』

なんてスマホをいじる。

Limeを開き、すぐにさとみくんとやり取りをしている画面をタップする。

メッセージ履歴は今日の朝で止まっていて、それきりなんの連絡もないようだった。

浮気よりなによりも、彼の体が心配になり試しに


Aお仕事中だったらごめんなさい💦

Aぜんぜん帰ってこなくて心配なんだけれど…。居場所だけでも教えてくれると嬉しいです😣

と言う文章と共に、お祈りをするようなポーズの猫のスタンプを送りスマホを閉じる。

なんだかゲームをするきにもなれず、ボーッときなちゃんを撫でている。


１０分、20分、３０分。


ついには一時間待ってみてもぜんぜん返信も、既読すらもつかない。

凄く心配になるが、12時まで起きていた経験が大晦日くらいにしかない私はだんだんと瞼が落ちてきてしまう。

こく、こく…と首が危うく上下する。

起きなきゃ…でも眠い…

なんて言う葛藤を繰り返している内に、私はソファで寝てしまった。

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