もっと溺れちゃえばいいのに(桃)

21．クルッテモイインダネ ページ21

※注意！※
嘔吐表現あり。読まなくてもお話に支障はないです！ちょっとした番外編みたいな感じなので！！

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さとみside.

さ「食べねーの？」

『たべ…たい。でも、食べれない…』

テーブルに並べたいくつかの皿には、以前Aが好きだと言っていた物。

目はしっかりと料理をとらえている。

『食べたいけど、食べたいけど…たべても吐いちゃうから…食べれない…。』

さ「でも食べれるだけ食べないと。ﾀﾋぬぞ…？」

『っぅ…たべ、る。』

なんとか説得して、夕食をとることになった。

いただきます。と呟いた彼女は先程の不安げな顔が嘘のように笑顔で食べていた。

でも、やっぱり食べる量が多いな。少し…いやわりと多めによそっておいたのだが、あっという間に皿は空になっていた。

食欲がわくから食べると、それに胃袋が耐えきれなくて吐いちゃうって感じか。

『う”ぅ…ぐるじ…』

さ「大丈夫…じゃなさそうだな。吐いちゃっても良いからな。」

『ん”…う”』

口元を押さえてトイレに駆け込み、嘔吐く。

背中を擦ってやると、少し楽になるようで体の力が弱まる。

『お”ぇ…けほっ、げほっ、お”ぇ…』

さ「辛いな…頑張れ…。」

2、3分程、嘔吐を繰り返してもう体力も限界なのか床にへたりこみ少し震えていた。

『うぇ…けほっけほっ、ん”ん”、も、だいじょぶ、げほっ』

さ「口ゆすごうな。」

ぼろぼろと涙を流しながらこくり、と頷き洗面所に向かう。

口元を軽く拭いて、うがいをさせてもAは泣き続けていた。

抱き上げてソファに座る。よしよしと背中を撫でてやるとじわじわと胸の辺りが濡れるのを感じた。







吐いちゃって、泣いちゃって、ほんとに君は…

俺をどうしたいの？


そんなに狂わせるなら、

狂わせてもらえるなら、








モットクルッテモイインダネ


はぁ…うれしいなァ




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朝から不快な思いをさせたらすみません…🙇‍♀️

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