#47 ページ3
七｢本当に大丈夫なのか？｣
忍が私の顔を覗き込んだ
彩｢うん、大丈夫だよ｣
必死に笑って誤魔化す
実はさっきから頭がクラクラする
七｢………嘘つかないでよ｣
え？
七｢嘘つかないでよ、彩｣
顔を上げると、忍と目が合った
吸い込まれたみたいに、目が逸らせない
七｢彩、本当は具合悪いんじゃないのか？｣
なんか……お見通しだね
彩｢大、丈夫だ、から｣
頭が痛い
しんどい
身体中が痛い
七｢彩っ｣
座っていた椅子から倒れる
運良く忍がいた方に倒れ、抱きとめられた
なんで？
なんで今なの？
七｢取り敢えず、ベットに行こう。歩ける？｣
忍に聞かれたが、答えられない
身体が思うように動かない
喋れない
私が動けないでいると、忍は私を持ち上げてベットに運んでくれた
七｢彩、喋れる？｣
私は喋ろうとした
口は動いたけど、声が出ない
忍はそれを見て、誰かに電話をかける
忍が離れていく
動けないから私は何も出来ない
暫くすると、電話を切って忍が戻ってきた
七｢彩、大丈夫か？｣
忍が問掛ける
私は口パクで『大丈夫』ってやってみた
すると忍は微笑んだ
悲しい感じがする、寂しそうな微笑み
なんでそんな顔するの？
忍が何か言った
上手く聞き取れなかった
暫くすると、骸骨のメイドが来た
後ろに誰かいる
忍がそっちに行って、後ろにいた人を連れてきた
……………上杉君？
なんで？
七｢彩、聞こえる？｣
私は首を縦に振ろうと思ったけど、動かなかった
今度は口パクで返事をした
『聞こえてるよ』って
忍は頷いて、上杉くんと話している
上｢立花って独り言多かったりするか？｣
七｢いや、ほとんど聞いたことは無いな｣
上｢じゃあ………………｣
段々何を言ってるのか分からなくなってきた
しばらく二人は何か話していた
話が終わったのか、上杉くんがこっちに来た
上｢多分ストレス障害だな。ストレスがかかりすぎたんだ｣
上杉くんが説明してくれた
口パクで『明日のテストに出れるの？』って聞いてみた
悔しいけど、医療はわかんないし、自分では何も出来ないから
上｢今日は何もせずに、ストレスがかからないようにしろ。明日には治るだろ｣
そうなんだ
良かった
口パクで『ありがとう』って言った
すると、上杉くんは驚いた顔をして、顔を背けた
そのあと私は眠ってしまって、起きたら上杉くんは居なかった
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楼禀伽@占ツク専用垢(プロフ) - コメントありがとうございます！分かりにくいですよね(汗)そこだけ書き直しておきます (2020年11月28日 13時) (
レス) id: 50af4302f8 (このIDを非表示/違反報告)
あまた - 面白いです。少し分かりにくいかなぁ頑張って下さい応援しますあの、ナホを、突飛ばした人は？誰？ (2020年11月24日 23時) (レス) id: fb7df34213 (このIDを非表示/違反報告)
葆野 るうか @?ami(プロフ) - 小雪さん» 小雪さん、コメントありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！私も｢！｣ばっかりでごめんなさいっ (2020年9月2日 7時) (レス) id: 50af4302f8 (このIDを非表示/違反報告)
葆野 るうか @?ami(プロフ) - 浜花乃さん» 浜花乃さん、コメントありがとうございます！被ってしまうのは仕方が無いと思います。なので気にしないで大丈夫ですよ！ (2020年9月2日 7時) (レス) id: 50af4302f8 (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - ヤバイ!!!面白かったです!泣きました!なんか、「!」ばっかですみません (2020年9月1日 19時) (レス) id: 8d0e213ce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楼禀伽@占ツク専用垢 | 作成日時：2020年5月24日 17時
