新居の隣人さんが大好きすぎる人な件。【現パロ】【wrwrd】 (ページ12)

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11話ページ12

「ほんとごめん、うるさくしちゃって…お詫びになんか手伝うよ…」

tn「別に俺はそこまで気にしとらんから大丈夫やけど…まぁ、手伝いたいんやったらここ片付けといてくれん？」

と、トントンが指を指した先にあったのは、ビールの瓶。さっきまでわちゃわちゃしてたからか。

てか片付けしないで帰るのあの人ら！？

「おっけー、片付けとく」

軽く中を洗って、バサッとゴミ袋を開けてその中へ瓶を投入。ついでに空になったお菓子の袋も投入。

「ふぅ、これで綺麗に………って、あれ？なんだあれ」

部屋を片付け終わって一休みしようかとトントンに声をかけようとして後ろを振り向くと、ちょうどゴミ箱の近くに何やら落ちていた。

なんだろうと本らしき物を手に取ると。

「……んっ！？」

tn「どした？」

「あ、いや、えーとその…」

すごく言いずらい。
トントンは動画でも言っていた…そう、DTのはず。ネタかもしれんけど。他も含めて。

なのに、何故………

トントンは私が持っているものがチラッと見えたのか、顔を真っ赤にして私が持っている本をとる。

tn「こ、これは俺のもんちゃうんや…！この前ゾムが来た時になんか本持ってきてんの忘れとった…！！」

………そう、多分予想はついていると思うが
この本は、その…つまり、大人な本で……

tn「けして、俺が好きで買ったわけやないからな!?ゾムが忘れていったんや！」

「そ、そうよね…うん」

tn「なんかすまん…こういうの、嫌やったやろ」

こんな所に置いとってほんますまん

と謝るトントンをなだめる。

「そんな気にせんといて、よく動画見とる私には分かる、ゾムの仕業やって…」

tn「A…！」

「あ、そうだ…ちょっと休憩していい？疲れちゃって」

tn「ええよ、俺がお茶ついだるからソファで休んどき。持ってく」

「ん、ありがと」

お言葉に甘えてソファに座る。
あ、すっごく気持ちいい。これ高いやつかな？

tn「お茶持ってきたでー」

と、お茶を持ったトントンがこちらへ来る。
丁度私の前に来て机に置こうとした時。

tn「っおわぁ!?」

トントンが歩いたそこにあったマフラーに足を滑らせ
お茶が私にかかり―――

「トントン…っ？」

tn「う、すまん…！」

傍から見れば私をトントンが押し倒しているかのように見えた。