壁ドンしないと出られない部屋【syp】 ページ36
紅葉様、リクエストありがとうございます！！
＊＊＊＊＊
「これは……」
syp「ほう…」
例の部屋で、落ちていた紙を拾い上げ2人で中を見つめる。
壁ドンしないと出られない
なんて書いてある言葉を見て、最初のように焦ることはない…のだが
syp「これだけじゃ物足りないっすね」
「これだけとは…」
syp「壁ドンです」
今日のショッピは何故かやる気まんまんである。
「私は別に壁ドンだけでもええよ？むしろ壁ドンだけでお願い」
syp「壁ドンだけでも確かに十分ですけど…そこに何か付け加えたら更に面白くなると思いません？」
「この部屋に面白さを求めるのは間違えとるぞ!?」
syp「………お願いっす」
彼の方が身長高いはずなのに、わざわざ屈んで私を見上げるように言う。
上目遣いで少し潤んだ目……
「しょうがないなぁ！」
私がこう言うのは必然だった。
女の子である私より可愛いのは少々いただけないが、それにグチグチ言っても仕方がない。
syp「ありがとうございます」
そう言って膝を伸ばして真っ直ぐに立つと、トンっと優しく押されて壁に背をつける。
syp「それじゃ、しますね」
その言葉と同時に、彼の手が壁につく。
私の顔を覗き込むようにショッピは顔を近づけ、そのままキスを落とした。
「……ショッピ、私キスするなんて聞いてないんやけど」
syp「言ってませんもん」
「…………」
syp「拗ねんといて下さい、可愛すぎてまた何かしたくなります」
「ショッピのせいやろ…？」
ぷいっと顔を背ける。
この至近距離でずっと話せばそりゃ段々恥ずかしくなってくるし
平然と居られるショッピが凄い。
赤くなった顔を見られまいと、更に手で隠す。
syp「あー……襲ってくださいって言ってるようなもんすよ。それ」
ショッピは空いている片方の手で私の手をのかし、顔を覗き込む。
あんまこの顔見せたくなかったんやけども…
見られたもんはしょうがない
そう思って私も彼の顔を見る。
syp「真っ赤っすね」
「…ショッピもね」
そこには、意外にも頬を少し赤く火照らせたショッピが居た。
syp「もう1回だけ、いいすか」
「え？」
syp「キス」
片方の手で私の頬に手を添えて返事を待つ。
軽く頷けば、嬉しそうに笑って私にキスをした。
――――開いた扉に気付いたのは、これから数分後。
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そら(プロフ) - 兄さんでくすぐられてないと出れない出来ますか？ (7月13日 21時) (
レス) id: 28b2b5bf68 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木 - 夢に向かって頑張って下さい！応援してます！ (2021年8月7日 19時) (レス) id: d931034a13 (このIDを非表示/違反報告)
ひとほ＆まご＿Mago(プロフ) - ひとらんさん関西弁じゃないですよ (2021年4月29日 16時) (レス) id: 542167216b (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ - 黄緑さん» ありがとうございます！そろそろ更新出来そうなので、しばしお待ちを…！ (2021年3月11日 21時) (レス) id: c548d54bcf (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ - 銀狐さん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。リクエストありがとうございます！リクエストに応えられるよう頑張りますが、あまり期待はしないでいただからと幸いです。 (2021年3月11日 21時) (レス) id: c548d54bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわふさ | 作成日時：2020年10月15日 1時
