バックハグしないと出られない部屋【rbr】 ページ30
リンノン様、リクエストありがとうございます!
*****
ロボロと2人で紙を見つめる。
彼は少し悔しそうな顔で私の顔を見てきた。
rbr「なんで俺がAより背が低いんや…」
早寝早起きは当たり前、飯もめっちゃ食ってるし牛乳だって…
指を1つずつ折りながら数えていく。
「私は気にしとらんよ?」
rbr「俺が気にするんや!このお題やったら背が高い方がええやろ…」
はぁ…と溜息をつきながら俯く。
「背が低くても高くても、好きな人からされるハグは嬉しいもんよ?」
rbr「好きな人…!?」
「これ、私の意見ね。他の人は知らん」
ロボロは嬉しそうにガッツポーズをして「良かった」と呟く。
彼の方が背が低いと言っても、ほんとにちょっとした差で、遠くから見たら同じじゃんって思われるほど…だと思っとるし
まぁ彼と同じく私も背が低いのどうにかしたいんだけどさ
rbr「な、なぁ。俺からこれ、してええ?」
そう言って指さしたのはお題が書いてある紙。
「ん。ええよ」
緊張しているのか、ふぅ…と息を吐いて私の後ろに立つロボロ。
「じゃあいくで?」と言う声に対して頷くと、背中から温もりを感じられた。
私の肩に顔を埋め、ぎゅっと抱きしめる。
肩にかかる彼の息が少しくすぐったい。
rbr「Aって抱き心地ええなぁ」
「ふぇっ?……あ、いや…ありがとう?」
rbr「ふぇってwA、もしかして緊張しとる?」
「当たり前やん、バックハグなんてされたことないんやし…!」
耳に息を吹きかけられると、更に心臓の音がうるさくなる。
「ね、ねぇロボロ。これしてから性格変わった?」
rbr「変わってへんよ。ずっとこうやってしてると緊張が解けてきてな。Aの反応が面白くてつい」
そう言われ、そうだったのか…と赤く染った顔を隠しながら暫く黙る。
rbr「あっ嫌やったら言うてな!?俺、こういうの初めてで言ってもらわんと分からんっていうか…!」
黙った私に焦ったのか、彼は慌てながら言う。
「全然嫌やないよ」
rbr「は〜、良かった!」
1度私から離れると、次は手を握ってきた。
rbr「…すまん、暫くこのままでええ?」
先程まで少し見せていた積極的な彼はどこへ行ったのやら
今はおどおどと照れながら言う。
「ええよ」
私がそう言うと、嬉しそうに笑って
このまま2人で部屋を出た。
頬にキスをしないと出られない部屋【zm】→←肩ズンしないと出られない部屋【tn】※ピンク注意
621人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そら(プロフ) - 兄さんでくすぐられてないと出れない出来ますか? (7月13日 21時) (レス) id: 28b2b5bf68 (このIDを非表示/違反報告)
佐々木 - 夢に向かって頑張って下さい!応援してます! (2021年8月7日 19時) (レス) id: d931034a13 (このIDを非表示/違反報告)
ひとほ&まご_Mago(プロフ) - ひとらんさん関西弁じゃないですよ (2021年4月29日 16時) (レス) id: 542167216b (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ - 黄緑さん» ありがとうございます!そろそろ更新出来そうなので、しばしお待ちを…! (2021年3月11日 21時) (レス) id: c548d54bcf (このIDを非表示/違反報告)
ぽわふさ - 銀狐さん» 返信が遅れてしまい申し訳ありません。リクエストありがとうございます!リクエストに応えられるよう頑張りますが、あまり期待はしないでいただからと幸いです。 (2021年3月11日 21時) (レス) id: c548d54bcf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぽわふさ | 作成日時:2020年10月15日 1時