【wrwrd】そんなこと聞いてへん！！【○○しないと出られない部屋】

床ドンしないと出られない部屋【kn】 ページ27

「コネシマやん」

kn「ちっすちっす」

「そんなぺこぺこしないでええのにw」

kn「気分」

「そ、そっか…」



まるで先輩配信者に挨拶回りに行ってるみたいなノリで言ってる。
そんなことは置いといて。



「えぇーと、その手に持ってる紙を見せてくれませんかね」

kn「これ見せたらおもろくないから見せんわ」

「面白さとか気にしなくていいから!?」




パシっとコネシマの手から紙をとる。
そこに書いてあったのは【床ドンしないと出られない】




「あ、あの…」

kn「ん？なんや？」

「その…お前とりあえず横になれみたいな目線やめてくれませんかねぇ」

kn「俺そんな目Aに送ってへんで？」

「自覚なしか」




でも女が男を押し倒すってあんま聞かんなぁ
女の方がイケメンならまだあるかもしれないけど自分イケメンじゃないしさぁ…
かと言って押し倒されるのはちょっとなぁ…

うーんと考え事をしている時
コネシマが私の体を優しく床にたおし跨ぐと、頭の横の床にトンっと手をつく。




kn「こうした方が早いやろ？」




にっと微笑むコネシマ。
その姿は好青年って感じで癒される。

思わず頭を撫でると、気持ちよさそうに目を細める。




kn「Aは撫でるの上手いなぁ」

「せやろ？もっと強請ってもろて大丈夫よ？いっぱいしたげる」

kn「なんやいつものAとちゃうな」

「今のコネシマが私の癒しになっとるからな。心のオアシスよ」

kn「俺はペットやないって。癒しになれるのは嬉しいけどさぁ」




不服そうに顔を顰めて起き上がる。
撫ですぎたかな？




「ごめん…」

kn「落ち込ませようと思って言ったんやなくて…！ちゃんと嬉しいぞ！」

「ちゃんとってなんやねん…w」

kn「せや、これあげるから今度は俺に撫でさして」




そう言ってグミを私に渡す。
私の好物なので、有難くそのグミをもらった。
すると優しく私の頭を撫でてきた。

…案外、コネシマって優しく撫でるのね。
もっと乱暴にするのかと思ってた




kn「今、ちょっと失礼なこと考えたろ」

「何故分かった!?」

kn「考えたんかよ！」




そういうのは聞かれても否定しなきゃダメやぞ、と言われる。
知りませんねそんなこと。てか撫でるの上手い。

気持ちよく撫でられていると、コネシマが近付いてきて「可愛かったで」と耳元で言う。
床ドンしてた時だろうか。

急なことにぼっと火照らせた私の顔を見られないように隠しながら、「行くよ！」っと声をかけて部屋を出た。

股ドンしないと出られない部屋【kn】※ピンク注意→←新年の抱負を言わないと出られない部屋【zm】※ピンク注意

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す