【d!】どうも転入してきました《2》【学パロ】

96話 ページ47

先生「はーい、近々行われる体育祭に向けて、出場する競技を決めたいと思います」




先生はそう言って、黒板に次々と書いていく




女「私、競技には出たくないなー」

女「そういえばこの学校、応援係って居たよね。女子だけで組まれたグループみたいなやつ？」

女「そうそう、それに出れば他の競技出なくていいよね？」

女「多分！」






近くの席の女子二人がコソコソと喋っていた内容は、ハッキリと私に聞こえていた。

コソコソしている意味ないやん…と思っていたが、競技に出なくていいのか！と喜びが勝ってしまった。


先生が黒板に最後に書いた『チア応援』と言うのは、多分その事だろう。



さっき喋っていた女子達は、はい！と元気よく手を挙げ、チア応援をすることになった。

のは別にどうでもよいのだが、先生の話によると、チア応援をしても、何か他の競技に1回は出なくてはいけないらしい。

元々言われていた、"1人最低3回出場"よりは断然マシだ。



先生に言い、私はチア応援をやらせてもらえることになった。

もうひとつの競技は正直どれでもよかったので、余りものに出場することになった
借り物競争だとか。




「なんでも言いって言ったのは私だけど…借り物競争だとは…」



中学の時は人気のある種目だったから、これは来ることないと思っていたが油断していた。
しょうがない、やるしかない。



出場する種目決めが終わると、私と同じ『チア応援』に出場する女の子が集まってきた




女「いきなりで申し訳ないけどさ、昼休みに踊りの練習しよ！」

女「服は私に任せて！うちの親、デザイナーと洋裁師だから！」

「お、おぉ…すごい」

女「そういうことだから！じゃあね！」




女の子達はニコニコ笑顔で去っていった



予想外だった。
まさか…もう嫌がらせをしてこない…？
私は休み時間中、フリーズしていた。

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