【d!】どうも転入してきました《2》【学パロ】

60話 ページ11

rb「ま、まぁそれはともかく。聞きたいことあんねんけど」

「なに？」

rb「最近、トントンの様子がちょっとおかしいんよ」

ci「あ！俺も思った、生徒会の仕事も忘れとったし」

「え、そうなん？」






いつから？
そう聞くと

んー、多分2、3日前くらいからかなぁ
と返ってきた


2、3日前…それは確か…
図書室で…？




「！！」




私がトントン君を押し倒してしまった時のことを思い出す




rb「え！？A？どしたん！」




私の顔の前で「おーい」と言いながら手を振るロボロ君





「ごめんごめん、ちょっとボケッとしてた…」

ci「ちゃんと寝よる？」

「そりゃそうだよ、次の日の1時くらいまで毎日」

rb「はっ？そんなん遅すぎるやん」






で、どうしたん？

と私の顔をじーっと見たロボロ君




「なんもないよ？！」

ci「なんか隠しとるようにしか見えへん…」

rb「まじそれな…」





そう言ってまだまだじーっと見つめてくるこの子達に耐えられなくて、少しだけ話してしまった







＊



はぁ！？
2人の大きな声が響き渡る




rb「まさか……」

ci「いやいや、そんなことないと思うん…やけど」




2人が何を想像しているのかは分からないが。





「2人とも？勘違いせんようにね？別に好き合ってるって訳やないから…事故やから」

rb「…そうやったね」

ci「安心やわ」




思い出したかのように2人は頷き合う




rb「はぁっ！！トントンで思い出した、今日生徒会で予定があるんやった！」




急に焦り始める



ci「ロボロさんだけ？」

rb「そう聞いとるよ」

「え、早く行かないと」

rb「行こうとしとるやんっ！？」






と、ごちゃごちゃ話していると






tn「ロボロぉ〜」





ガラッと扉を開け、低音ボイスでそう言ったトントン君がやってきた




rb「あ、まじすまんトントン！実はだな、勉強を教えていて……！」

tn「勉強…？」





パチッ

トントン君と目が合った





tn「っ…教えてたって、Aさんに？」

rb「せやけどどうかした？」

tn「……いや…」





ぷいっと目を逸らす彼

あの時を思い出したのだろうか、ちょっと顔が赤い




とりあえず俺、行ってくるわ。ほら、トントンも行くで
と言ってトントン君を連れていくロボロ君



いや、トントン君がロボロ君を迎えに来たんだよ？なんか立場変わってない？




ci「なんか不思議やね…」

「チーノ君…私も思ったわ」

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