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第44話 ページ45

左「おー、着替えたな

じゃ、どっか飯行くぞ」


そう言って碧棺左馬刻は玄関から外に出ようとし歩き始めるが、俺はどこか行動が遅れてぼうっとしてしまう


左「…?どうした?」


あの夢の内容が頭から離れない


あの夢は一体何を意味しているのだろう


特に意味のない夢なのかもしれないが、何となく脳に景色が焼き付いたかのように頭から離れて行かない


早く現実に戻りたいのに−−−−


左「…おい、どうしたんだ?

お前、さっきから様子おかしいぞ?

何かあったなら言えよ」


何かがあったという訳ではない


ただ、変な夢を見てそれが頭から離れないだけ


それだけの事に心配をかけるのは申し訳ない


これはきっと俺の問題だから


『…いや、別に何でもない

ただ少し変な夢見たからそれ思い出してただけだ』


左「夢…?何の夢見てたんだよ」


『…別に大した夢じゃねぇよ

俺にもよく分からないしお前にうまく説明ができない』


そう言うと碧棺左馬刻はあまり納得のいかないような顔をしつつ「そうかよ」とだけ答えてきた


左「まぁうまく説明できねぇなら無理に話す事もねぇけどよ…

俺だってお前の事分かってやりてぇんだよ

何かあったなら隠さずに俺に教えろよ?」


『…』


俺はそれを聞きあの夢の内容に少しの疑問を抱き始める


碧棺左馬刻は俺に優しい


俺の事をいつも気にかけている


もはや鬱陶しいまでに


だけどあの夢の碧棺衣緒は「散々無視し続けていたくせに?」と言って碧棺左馬刻を蔑んでいた


そして碧棺左馬刻はそれにひどくショックを受けたような表情をしていた


あの顔は、どうして生まれたのか


碧棺衣緒はどうして碧棺左馬刻に恨むような表情をしていたのか


碧棺左馬刻はこんなに優しいのに


碧棺衣緒もその事を理解していたはずなのに


どうして、そうなったのか


それとも理解していなかったのだろうか


碧棺左馬刻が優しいという事実に−−−−


『…何で俺とお前って違うんだろうな…』


俺は夢の内容を思い出しつつ、碧棺衣緒に向かってぼそりとそう独り言ちた

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ユウ(プロフ) - ショコラさん» ショコラ様、いつもコメントしていただきありがとうございます!前作目を通して頂いていたようですのに消してしまってすみません…今回こそはちゃんと最後まで何とか書きたいと思っていますのでどうか見守っていただけますと幸いです! (2020年5月24日 14時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 続 応援しているので、頑張ってください!(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2020年5月22日 1時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 新作、おめでとうございます!誰しもスランプや行き詰まりもありますよ!気長に書いてください!完結できるまで待てますので! (2020年5月22日 1時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月20日 17時

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