検索窓
今日:4 hit、昨日:25 hit、合計:27,982 hit

第3話 ページ4

『でも…だとしたらどうしてそんな面倒なヒプノシスマイクを俺に…?』


コ「それはあの方の意向だから何とも言えないがね

君を死なせたくないという思いからヒプノシスマイクを託したのは事実だろう

でも君自身がそもそも簡単には死ねない身体をしているのは事実だから、君が中王区にとって倒し難い敵になってしまった場合に最終手段として君を殺すようにできているんだと思うよ」


『…!!』


コ「まぁこう言っては何だがね

あの方にとってルーク君が大切な子供である事実は変わらないけど男は男だから敵対せざるを得ないのだろう

もし中王区に命を操作されるのが嫌なら我々男達が中王区を壊しに行かなければならないよ」


『…そう、ですね…』


確かにそう思うが、なぜコナーさんはそうと分かりつつ勘解由小路無花果に協力をしているのだろう


立場上男で、勘解由小路無花果に協力するのは不利になるはずなのに


それとも勘解由小路無花果には逆らえないのだろうか


『…コナーさんは中王区に対してどう思っているのですか?』


コ「うん?突然どうしたのかね?」


『いや…少し気になったので聞いてみたんですけど…』


そう聞くとコナーさんはいつもと同じ何を考えているのか分からない柔らかい笑みでこう答えた


コ「別にどう思っているという事はないがね

立場上は我々の敵だけど向こうが何もして来ない限りは私も何もしないよ

何せ私達は中立の立場を貫いているからね」


『…そうですか』


つまりコナーさんは中立の立場だから勘解由小路無花果に対しても敵でも味方でもない相手だと思っているのだろうか


何ていうか、日和見だ


『…俺そういうのよく分からないですけど…

俺は勘解由小路無花果と敵でいて良いんですかね?』


コ「好きにして良いと思うよ

君の意思に従って生きていけばそれで良いさ

君は君、ルーク・アニシナというただ1人の人間だからね」


『…そうですね』


俺はやはり自分の事もコナーさんの事もよく分からないなと思いつつ、そう答えた

第4話→←第2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ユウ(プロフ) - ショコラさん» ショコラ様、いつもコメントしていただきありがとうございます!前作目を通して頂いていたようですのに消してしまってすみません…今回こそはちゃんと最後まで何とか書きたいと思っていますのでどうか見守っていただけますと幸いです! (2020年5月24日 14時) (レス) id: 9d1d0ddeab (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 続 応援しているので、頑張ってください!(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2020年5月22日 1時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 新作、おめでとうございます!誰しもスランプや行き詰まりもありますよ!気長に書いてください!完結できるまで待てますので! (2020年5月22日 1時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユウ | 作成日時:2020年5月20日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。