第21話 ページ23
翌朝 新宿病院にて
寂「おはよう、Aちゃん
今日は体調どうかな?」
またいつものように寂雷さんは私の元へ来てくれていた
『…熱はない、です…』
寂「そうかい?そしたら今日も少し外へ出てみようか」
そう言われて私は寂雷さんと一緒に病室の外へ出ていく事にした
現在時刻は朝6時半
まだ外は比較的静かだし、朝ごはんよりも前の時間だから病院の中も少し静かだった
寂「これだけ静かなら大丈夫そうかな?
じゃあ、ちょっとだけ頑張ってみようね」
私は寂雷さんと一緒に精神科病棟を出て、エレベーターで1階に降りて行った
そしてそこから外に出て、病院の敷地外へ出ようと足を進めていた−−−−
『−−−−ッ!!』
が、病院の敷地の外に車が停まっているのが見えて、私はそれを見て怖くなってしまった
寂「!!Aちゃん!?」
私は昔から車を見ると怖くて仕方がなかった
理由は分からないけれど、動いていなくても音が鳴っていなくても、車が目に入るだけで心が恐怖心に苛まれる感覚を覚えていた
だから自分が車に乗るなんてありえないとすら思う
寂「この時間にはもう車がいるみたいだね…
…ごめんね、怖くなってしまったかな
…立てるかい?」
蹲っている私に寂雷さんは優しく手を差し出してくれた
私はそれを受け取り、ゆっくりと立ち上がった
『…ごめん、なさい…
…怖い…』
寂「うん、ごめんね…戻ろうか」
そう言われて私は寂雷さんと一緒に元いた病室へ戻って行った
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ユウ(プロフ) - ショコラさん» ショコラ様、いつもありがとうございます!話がなかなかまとまらない自信がありますが頑張って更新していきたいと思っていますのでどうか見守っていただけますと幸いです。これから宜しくお願いします! (2020年4月9日 6時) (レス) id: 9c53f129ea (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 新作、おめでとうございます!前回の左馬刻様のお話、最高でした!新作が出てくるのを楽しみにしてました!応援しているので、頑張ってください!(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年4月8日 11時