第17話 ページ19
一方その頃−−−−
カタカタカタ…
私は病室に戻ってから、1人でパソコンをいじっていた
寂雷さんは昔私にこのパソコンを渡してきてくれた
私はそれをもらってから本を読んでプログラミングについて勉強して、今では1人でハッキングや逆にハッキングされそうな時に対抗できるようになっていた
寂「…お待たせ、Aちゃん
…っと…またやっているのかい?」
寂雷さんが病室に戻ってきたらしく、私はそう声をかけられた
『…おかえりなさい、寂雷さん…
飴村さんとはお話終わりましたか…?』
寂「うん、もう終わったよ
待たせてしまってすまないね」
寂雷さんは微笑みながら私にそう話していた
寂「…ところで今は何をしているのかな?」
『…はい…
…病院のデータベースにアクセスする人をブロックしているんです』
私はプログラミングについて勉強してから、病院のデータベースに不正にアクセスしようとしてくる存在を排除できるように高度なセキュリティシステムを組んだりウイルスがあればそれを破壊するような事ばかりしてきた
別に頼まれてそうした訳ではなく、少しでも寂雷さんにお礼ができたら良いなと思って自分から勝手にやっている事だ
寂「…そうなんだね…
…けど、あまり危ないことはしないでほしいな…」
『…危なくなんて、ないですよ…?』
寂「そうは言ってもね…
Aちゃん、無理にそんな事しなくて良いんだよ?
君に何かあってからでは遅いだろう?」
『…プログラミングなら…私は外に出ないから…
…危ない事になんて…なりませんよ…?』
私は寂雷さんに静かにそう抗議した
寂雷さんはそれを聞いて困ったように笑いながら私の頭を撫でてくれた
寂「…うん、君の気持ちはわかるしありがたいと思うよ…
…でもね、私は本当に君が心配だから…
だからあまり危険なことはしないようにしてね?
…これは、私からのお願いだよ…?」
寂雷さんは私に宥めるようにそう言っていた
どうしてそこまで私の事を心配しているのかは分からない
けど、私はそれを聞いて
『…分かりました…すみません…
…でも、お気遣いありがとう、ございます…』
少し目を伏せながらそう言った
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ユウ(プロフ) - ショコラさん» ショコラ様、いつもありがとうございます!話がなかなかまとまらない自信がありますが頑張って更新していきたいと思っていますのでどうか見守っていただけますと幸いです。これから宜しくお願いします! (2020年4月9日 6時) (レス) id: 9c53f129ea (このIDを非表示/違反報告)
ショコラ(プロフ) - 新作、おめでとうございます!前回の左馬刻様のお話、最高でした!新作が出てくるのを楽しみにしてました!応援しているので、頑張ってください!(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 66813c167e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年4月8日 11時