第22話 ページ27
盧笙side
盧「…！？A、どないしとるん！？」
どこの誰か知らん怪しげな男が家に来た思えば、Aが騒ぐから何が起こっとるんや思って相手が何者か俺なりに探る
だけどAの雰囲気からして、Aの知人がたまたまこの場にきたかのような和やかな雰囲気を掴める
和気藹々と話して、色々相手の雰囲気に押されつつも笑顔でまともに相手をしよるAの様子が、この場の異様さを包み隠しているように思えた
相手は何か怪しげで、黒い影を漂わせる「見ただけで一般的な社会人ではない」雰囲気の相手や
零も大概や思うけど、零と同様にこの相手も何か信頼を預けられない悪い印象をどこかで抱かせる
それを気にせんと普通に話すAが異様で、どこかその「悪性」を孕む誰かとAを近付けてはいけないって分かっていたはずだった
分かっていたのに、何もできないで手遅れになってから自分が異常性のある出来事に巻き込まれているのに気付く
盧「…！？」
Aは突然身体が縮んで、自分の手を見ては自分の身体に起きた変化を自分で冷静に実感しているみたいに見受けられた
そこで冷静なAもAや思うけど、何が起きたか信じられない俺はつい手が出て今までAをこんな風に奪うように抱きしめた事もないのにその腕に無理に掴む
小さくて異様に軽いAは大人の言う事を聞く子供然に思えて、その腕に抱く感覚がこない小さなものやって事に複雑な思いが色々交錯する
？「…あ、茎ワカメ取られてんじゃん
俺このまま連れていっちゃおーって思ってたのに」
この相手の正体を俺は知らない
誰か怪しい人間やって分かっても、犯罪者のような悪なのか、あるいは治安の悪い考えを持った本当のAの知り合いなのか
どうあれ、厄介な相手な事は否めないって思える
そしてこれは俺のエゴか本能的直感か、「こいつにこの女を取られる訳にいかない」と何か俺の中でルールが決まる感覚を覚える
？「まぁ別にいっかぁ
茎ワカメが縮んだら俺らと簡単に縁切れないでしょ？」
盧「…ッ！！」
？「えぇ、そうですね
彼女が良くあれ、何だかんだで不便な事に違いはないでしょうから」
？「少なくともこの2人に捕らえられるリスクは高いでしょうね
せいぜい足掻いて見せなさい、元に戻る方法を知りたければ僕らを捕まえてみせる事ですね」
そない言うて去っていく影を、俺は唖然と何も言わんとただ見送っているだけやった
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ユウ(プロフ) - 星猫さん» 星猫様、コメントありがとうございます！知ってるアニメは少し前のだと黒バス、Reborn、デュラララ‼︎、K、黒執事など、最近のだとヒプマイ、（アニメじゃないけど）ツイステなどです。見たいアニメは色々あれど追いつけてないのが実情です（すみません）。 (2021年9月25日 20時) (
レス) id: bc7f931f45 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月25日 19時) (レス) @page5 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月25日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2021年9月19日 22時
