第9話 ページ14
盧「…お前達がそれで成り立っとるんなら何も俺は言わへん
けど、共生しとる兄妹に「それでええ」ってルールが成り立つんが俺はあまりよう信じられへんわ
ましてやAも社会人やっとるんやろ？簓が忙しい言うたって色々無理なんと違うんの？」
簓「…本気でそれは俺も思うわ
言ってええんやで？無理やって言うんねやったら」
2人して意味のない笑顔を浮かべてそない事言うて、でも大人同士に成り立つ会話やしウチは普通に流す
多分向こうだってウチを「普通に大人」と認めた上で話をしてはるってウチかて思とるから
『…ウチかて大人や
無理は言うてへんししてへんよ
盧笙かて自分1人のために家綺麗にしてやっとるんやろ？別に同じやんな』
盧「俺かてこの生活楽にやっとるんと違うんやで
お前は2人分やろ？簓がほとんどやれへんって言うんなら」
『…まぁせやけど
でもセンセやっとる方がそらコンサルよりは忙しいやろし、ウチは余裕ある方や思うで？』
盧「…それは比較すべき対象色々間違っとるんと違う？」
『…って言われても、ウチからすれば別にそれが「日常」言うもんやし
それに簓が毎回帰って来るかなんてウチも知らんし
仕事が変則的なんよ、ウチがウチの分やるがてらついでに簓の分やるくらいの気持ちでやっとるんやで』
盧「…」
『せやから、深く気にせんでええんの』
盧笙はウチがそう言うとそれ以上何も言わんと、黙って自分の箸を進めよる
ウチもそれを見てウチの箸を進めながらたこ焼きを食べる
食感にトロッとした感覚自体は分かるから、味は何となくで掴める
たこ焼きは美味いもんやってウチの感性も言っとる気がする
盧「…コンサルの仕事は何時までやっとるん？」
『え？…3年目やし普通に残業しとるわな
それが何？』
盧「…時間は？」
『…聞いてどないするんの？
大概11時過ぎるで』
ウチがポロっと本当の事を言えば、盧笙はやがて一瞬だけ黙ってこない言う
盧「…それで逆に何で弱音を吐かないん？」
『…うん？』
盧「…お前、よくそれで今まで普通にやって来とるな
無理があるやろ、どっちかでええから今後は家か仕事片方に絞りや
聞いてて健全って俺で思えへん」
盧笙は若干渋い顔してウチにそない事言うて、ウチも疑問に思えたからウチの言葉でそれに対抗していた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ(プロフ) - 星猫さん» 星猫様、コメントありがとうございます！知ってるアニメは少し前のだと黒バス、Reborn、デュラララ‼︎、K、黒執事など、最近のだとヒプマイ、（アニメじゃないけど）ツイステなどです。見たいアニメは色々あれど追いつけてないのが実情です（すみません）。 (2021年9月25日 20時) (
レス) id: bc7f931f45 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年9月25日 19時) (レス) @page5 id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 初めまして！とっても素敵ですね！高評価しました！ (2021年9月25日 19時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作成日時：2021年9月19日 22時
