第32話 ページ35
アズール「貴女自分が男に紛れている女性であるという自覚はあるんですか！？
こっちの気にもなって淑女然に振る舞いなさい！！」
デカイ声で兄ちゃんは次々に言葉を捲し立てる
よう減らん口やね、ウチもビックリやわ
フロイド「アズール、何やってんの？」
声を聞きつけたのか違う声が遠くから聞こえてくる
フロイド「…うん？アズール顔真っ赤にしてどーしたの？
茹で蛸みてー」
そこに現れたのはこれまた背の高い綺麗な顔してる兄ちゃんや
ウチの事は全然見てへんで、大声で捲し立てる兄ちゃんの方を見とる
アズール「フロイド、お前まで何をしに…！？」
フロイド「え〜？タコちゃんが飛行術で汗だくになって風呂入るって言うから俺も入ろっかなって思って
陸の人間の姿俺慣れないし」
あっけらかんと言う背の高い兄ちゃんはやがてウチの方へ目を向ける
フロイド「…うん？」
その兄ちゃんはキョトンとしながらウチの身体と眼鏡の兄ちゃんを交互に見る
フロイド「…あー、成る程ね
茎ワカメちゃん、アズールウブだから早く服着てやって」
『…おん？』
どうやらウチが何も気にせんと裸でいる事がこの眼鏡の兄ちゃんの癪に触っているらしい
別にウチはそこまで気にしてへんし、ちゅーかタイミングが悪いだけでウチがどない格好してても別にええやん
フロイド「オスがオンナノコの身体見るのってサイテーなんでしょ？
俺はそーいうのイマイチ分からないけど、アズール陸の倫理とかそーいうの気にしてるからさ」
『ほーん？分かた
ほんじゃ悪いんやけどちぃと退いてくれへん？
服着る言うても脱衣所に服置いてあるんやわ』
フロイド「良いよぉ
アズール、ほら、茎ワカメちゃんが服着れねーから一回出てってやろ？」
その兄ちゃんは笑って眼鏡の兄ちゃん連れて外に出て行った
『何や、悪い男ばっかりやないんな
親切な男の子もおるやん』
この兄ちゃんの性格を理解する前のウチは、そんな事をぼやいていた
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ユウ(プロフ) - どんさん» どん様、コメントありがとうございます。本日イメージイラストをアップロード致しました。概ねこのようなキャラデザインであると思っていただければ幸いです。 (2021年7月26日 21時) (
レス) id: 8279a81388 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年7月26日 7時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2021年7月24日 21時
