第24話 ページ27
簓side
そしてその2日後に、シンジュクディビジョンから俺の噂を聞きつけて神宮寺寂雷が病院まで診察に来てくれた
どうも深刻な昏睡に陥っていると聞いて、自分で尽力できるのであれば力を貸すと俺の味方をしてくれていたらしい
寂「真正ヒプノシスマイクによる昏睡状態…」
簓「…どうにもできへんの？」
寂「私の身近にも彼女のような存在がいてね…
彼の治療法についても今は模索段階だよ」
簓「せやったか…」
治す手立てがない、とは言われなかったが現状が深刻なものである事を否定される事もまたなかった
そして治す方法は今はまだなくて、未来できるのもいつの事になるか明確ではない事が窺える
寂「私は君の方が心配かな
あまり思い詰めて、良からぬ考えに走らないようにね」
簓「…俺の事は気にせんとき
Aが目開けてくれればきっと元気になるわ、目開けるまでは死んだりせぇへんよ」
そう言って笑うと、神宮寺寂雷も凪いだ顔で笑う
寂「…気にかかる事があれば何でも相談に乗るよ
君が思うよりも、君自身にかかっている負荷はきっと大きいと思うからね」
簓「…おおきにな
でも落ち込んでばっかりもいられへんわ、今日は収録でな」
寂「そうなんだね
あまり無理をせずに、自分の事を大事にね」
そう言われて、その日は病室を抜けて番組の収録に向かっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ(プロフ) - どんさん» どん様、コメントありがとうございます。本日イメージイラストをアップロード致しました。概ねこのようなキャラデザインであると思っていただければ幸いです。 (2021年7月26日 21時) (
レス) id: 8279a81388 (このIDを非表示/違反報告)
どん - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年7月26日 7時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作成日時：2021年7月24日 21時
