第45話 ページ46
『−−−−!』
誰かが駅のホームから落ちた
おまけに電光掲示板に印字されている数字と、今の時計の時刻の差がかなり小さくなっていた
まずい
早く助けないと
こいつ轢かれる−−−−!
そう思ってから行動に移るまではかなり早かった
まず俺も線路に向かって飛び降り
『っぶねぇ!』
そう言いつつ、その男の腕を引き、対向車両側へ移動した
ちょうどその男を連れて対向車両側へ完全に逃げることができたところで−−−−
俺が乗るはずだった電車が来た
助かった…のか?
幸い、俺もその男も無傷だった
駅のホームからは悲鳴が聞こえる
轢かれたと思われてるのだろうか
『…おいッ、あんた!どういうつもりだ!
しっかりしろ…
…ん?』
俺は自分が助けた男に恨み言でも言ってやろうと思い声をかけたが
その男は酷い隈を浮かべた目を閉じ、寝息を立てていた
『…マジかよ』
電車が去った後、俺はホームにいた人に声をかけ、線路から拾ってもらった
その男も無事拾われたが、駅員が病院へその男を連れて行くと言った
俺もついてくるよう言われ、その男と新宿病院へと連れていかれた
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作者名:ユウ | 作成日時:2020年2月8日 9時