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III ページ3

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昨日に引き続き、快晴。
久しぶりに彼を見た。酷い隈をこさえて、スパスパと口から煙を吐いている。その煙を吐くごとに、私の事なんて忘れて言ってしまってるのではないのだろうか。なんて、恋する学生みたいなことを考える。もう、


「(大人なのに。)」


視界に入っているのに、話しかけない。それもなんだか不自然だし馬鹿らしいと思った。
目が合った。その深くて引き込まれるような緑色の瞳の中には、変わらない私が映っていた。
咄嗟の判断だった、


「十四郎」


それが多分いけなかった。
大人なのだから、それくらいの判断くらい出来たはずだ。自分のことばかり、自分が中心で考えてたら社会ではやっていけないんだ。高校生のとき、先生がそう言っていた。




「疲れてんだ、用がねぇなら後にしてくれねぇか」




その時私は、今まで必死に取り繕ってきた言葉が、すべて言い訳なんだと悟った。
私と合ったその瞳の奥に、愛なんて感じない。
「そうだよね、ごめん」そう言ってその場を立ち去った。追いかけてこないことなんて分かっている。

無理もない。あれだけ会っていなかったのだから、恋心なんて冷めるだろう。彼が一途だなんて思ったこと、1度たりともなかったじゃないか。


あぁなんて、なんて、



「(馬鹿らしい。)」



それなのに、なんでこんなにも胸が締め付けられるのだろう。


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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 坂田銀時
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湯木(プロフ) - ゆうひさん» 返信有難うございます( ;; )本当の事ですよ!この小説の設定が私の性癖に刺さりすぎて辛いです.......季節の変わり目で風邪の引きやすい季節になってきているのでゆうひさんのお身体に負担がかからないぐらいで更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月24日 23時) (レス) id: 8f94a810be (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ(プロフ) - 湯木さん» 飛んできてくれてありがとうございます~!!私が銀魂夢を書き始めた頃からお世話になってる愛しのお友達ちゃんです笑エモさを感じてくれてめちゃくちゃ嬉しいです~!!!!ワー!!本当のことならば幸せです… (2019年5月24日 0時) (レス) id: cee43a9737 (このIDを非表示/違反報告)
湯木(プロフ) - 堕天使さんの所から飛んできました!堕天使さんの作品を読む前に題名が目に付いて後で読もうと思っていたのですがまさか堕天使さんのお友達だったとは!!ほんとにエモくて死にそうです.......。類は友を呼ぶって本当なんですね! (2019年5月24日 0時) (レス) id: 8f94a810be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうひ | 作成日時:2019年5月19日 23時

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