ライバル ページ22
先生「えー。
今日は6、7限に鑑賞会があるからすぐ大ホールに移動してください。」
「鑑賞会?」
先「ヴァイオリンの演奏だ。」
「誰のですか?」
先「蓮見響さんだそうだ。知ってるか?」
『...っ!?』
「えぇっ!!」
「知ってるも何も今超有名じゃん!」
先「そうなの?」
「先生知らないの!?超イケメンヴァイオリニスト!」
「うちらと同じ歳して演奏の技術はプロ並みって今テレビでも雑誌でも有名じゃんね!」
先「へぇ。」
蓮見響。その名前は聞き覚えがあった。
小さい頃から何度も同じコンクールに出場していた、いわばライバルのような関係。
亜「ヴァイオリン!俺と同じ!」
裕「良かったやん!」
涼「俺も楽しみだな〜」
龍「いくらイケメンでも俺には適わんわ。」
玲「自分で言うのかよ。」
隼「あー!早く6限にならないかなー!」
オケ部も沸いているようだが、私としては悩みどころ。
昔から響は人目を気にせず行動するタイプで、きっとこの学校でも私を見つけると こちらの事情も聞かず質問攻めにされるであろう。
まぁ久しぶりにヴァイオリニストへの道に戻るチャンスではあるが...
やはり響が有名なのもあって周りからは少なからず反感の目で見られるんだろうな。
先「おい、1時限目は移動教室だろ?
わーきゃー騒いでないで準備しろ!」
「ちぇっ」
龍「調理実習...俺の腕の見せどころや!」
裕「嘘つけ、そんな肉の塊見せられても困るわ。」
龍「肉ちゃうわ!筋肉や!」
『ほら!いいから移動しよ!』
騒ぎがおさまらないふたりを廊下に連れ出して家庭科室に連れて行っていると、1番会いたくなかった人物に遭遇。
響「A!この学校におるってほんまやったんやな!」
隼「.....どちら様?」
『...っ響.....』
「「えぇ!?」」
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あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月19日 1時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - ゆーしゃんさん» ありがとうございます。頑張ります! (2019年6月18日 14時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 早く見たくなりました (2019年6月18日 12時) (レス) id: 295447971a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしゃん - すごい面白いです!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 22時) (レス) id: 579758a02c (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます!更新頻度は低いですが、これからもよろしくお願いします。 (2019年6月16日 22時) (レス) id: acf637b564 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくら | 作成日時:2019年5月15日 22時