【銀魂3z】一歩進んで立ち止まる。【坂田銀八】

そして“ アイツ ”と会う ページ5

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掃除も終わり、やっと帰れる。


帰るときに必ず寄るのが、“ アイツ ”のところ。

今日も学校は休みだった。




「–––––––––––晋ちゃん！」



晋ちゃん––––高杉晋助とは高校1年生のときに出会った。

学校からの帰り道、近道をしようと思い草むらに入ったら、晋ちゃん達のアジト(?)があったのだ。
また子ちゃんとは意気投合。

晋ちゃんにも何かとお世話になった。


勿論、“ 晋ちゃん ”と呼ぶのは晋ちゃんとその仲間達の前だけ。



「…A！！今日は遅かったな」




「掃除してて…」



「またか。…何かあったら絶対言えよ？」



「分かってるって！心配性だなー」



「ククッ…そこまででもねェよ」




晋ちゃん独特の笑い方。



面白い。



晋ちゃんはみんなから嫌われてるけど、優しい人。

何でみんな避けるんだろう。



暴力事件の真相は、みーんな晋ちゃんが悪事をやっつけるためだったのにっ！←





「なァ、A。」




「ん？どした？」




「好きな奴、できたのか？」




「はぁ！？」




マジなトーンで晋ちゃんが言う。

何で！？と聞き返すと、


「なんか…キャラが女子っぽくなった、と俺は思う。前はクールだったのによォ」



「え、え、え、…ってことは女子と思われてなかったちゅーこと！？」


「てめェ、何で関西弁混ざんだよ」



鋭いツッコミありがとう。




「女子は女子だけど。性格が男勝りだったなァ」



「おとこ、勝り…」




「なんだよ、てめー！！拗ねるぞコラ♡」←


「きめぇ」
「殴るぞ」


「殴ってみろ」



コイツ、うざいね。

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