【銀魂3z】一歩進んで立ち止まる。【坂田銀八】

どうしてこうなった side Teacher ページ3

．


「…は、はぁ」



「だからね、君が問題児クラスの担任だと言ったんだって。…つーかこれ何回目だよ！？」




校長(紫色)が喋ったことが理解出来ず、あたふたしている最中。



「…何でっすか」



「いや何となくだね」




「…チッ」




「今、舌打ちした！？」





「はいはい。つーことで3zの担任なんすよね」






あぁ…面倒だ。
問題児クラス？俺が？なんだとコノヤロー。





どうしてこうなったァァァアアアアア！！！！





–––––––––––


．



「というわけでー、担任になった坂田銀八でーっす。」





「ほとんど愚痴だったじゃねーかァァアア！！！」




眼鏡が喋る。




俺はふと、空席になっているところがあることに気づいた。



「…あれ、そこの窓側の席は？」



まだ出欠を取ってなかったから、誰かは分からなかった。





「–––––––––––…そこは、高杉くんです。」





「…っ…あ、そ、そうか」





答えてくれた女子は綺麗な声で、目も真っ直ぐで透き通っていた。


俺と同じ瞳の色。



すげぇ。




すごく惹かれた。






．


【A side】




…周りの大人達は皆、あたしを否定する。




親だってそうだ。




「…お母さ、ん！！」



「私の目に届かないところに居て。目障りだから」







「…ッ……」






–––––––あたしは、1人になった。







幼馴染の十四郎は、あたしに関わろうとせず、他の仲間とあたしの悪口を言っている。



何でこうなったんだろうか。




あたしは自分を封じるために、伊達眼鏡をつけた。






–––––––––––新しいクラスでも、多分嫌われるんだろうな。




担任からも。

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