【銀魂3z】一歩進んで立ち止まる。【坂田銀八】

心からなんて ページ19

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ほんとか！？と驚いた顔をする土方くんは、以前仲良かった頃の土方くんみたいだった。
あたしに対して、表情豊かに話してくれる人なんて数少ない。




嬉しいんだけど、今までのことがあるからか普通に接することができないのだ。





「あー、時間とってもらって悪ィな」




「大丈夫だよ、あたしもう帰らなきゃ！」



「そーか、じゃあな」




あたしは手を振る。




先生とあたしの家に、帰ろうじゃないか。

アイスもとけるしね。





．







–––––––しばらくして。



「今帰ったぞ」






先生が帰ってきた。

あたしは何をしているのかというと、晩ご飯の調理真っ最中。





「おかえりー、冷蔵庫にいちごのムースあるよ」

「おおぉ！！さんきゅーな！」



「…うん。」





何その、笑顔。




先生は冷蔵庫からムースを取り出して、食べ始めた。

一口一口食べる顔がすごく幸せそうで見ているこっちも幸せな気分になった。





ちゃんと可愛く笑うんだ。





「晩ご飯できたけど。食べる？」




「当たり前だろ、作ってくれてるのに外で食べるわけにゃあいかねェだろ」






「そっ、か」








そんなセリフ今まで、誰かに言ってもらったことがあるだろうか。




このほんわかする、落ち着く気持ちは何だろう。




「いただきます、」




もうムースを食べ終わったみたいで、箸を持った先生。


「いただきます。」



あたしも、忘れずに、きちんと言った。








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更新大変遅くなり申し訳ございません！
何かと忙しい時期なので、あまり更新はできないかもしれないです。
hit数が4000を超えててすごく驚きました、ありがとうございます！！

これからもこの小説をよろしくお願いします。

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