【銀魂3z】一歩進んで立ち止まる。【坂田銀八】

大ピンチ ページ16

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多分、先生の家調べて、出てきたところを写真とか撮ろうと思ってたんだろうね。

どうしようこれ。何て言おう。




「…黙ってんじゃねーよビッチ！！」






正直言っても無理だし、見え見えの嘘ついても無理。かといって知らん顔するものアウト。



あたし明日にはいないかも。星になってるかも。






「おい。お前ェら、俺の特等席奪ってんじゃねーよ」



「銀八先生ッ！？」





先生のファンが言った。






「ねえ、先生。悠河さんとどういう関係なんですかぁ？





悠河さんが先生の家から出るの見つけちゃってぇ。」





これが本物の猫なで声か。




「悠河？何でこいつ？俺ァ、奥さんを見送っただけだけどな。




お前ェ、最近視力落ちてんだろ。目が悪いんだけだそりゃァ」






「奥さん！？！？先生結婚してんの！？」



「まーな。」




「今度奥さんの写真見せてよぉ〜」


「んー、プライバシーだからダメだな。」



「ケチぃ」





「じゃあ授業戻れよ」




そして先生のファンは出て行った。



助かった。––––––一応。




「あの、ありがとう。でも奥さんが制服っておかしい気がするんだけど」




「まあいいだろ。奥さんみてーなもんじゃねーか」



「え、」

顔が火照っているのが分かる。




「あ、いや、冗談、だから」


先生も顔が赤くなっている。



「わかってるって」




そう言って、教室へと戻っていった。

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