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お互いの挨拶も終わり、
やっぱりその後はご飯でも食べに行こうか!
ってなるのが流れ。
いやいやいや、冷静に考えて
推しの前でご飯なんか食べれるか!
緊張で喉も通らんわ!
でもどう考えても目の前で美味しそうに
ご飯を頬張る推しは見たい!
と心の中で2人の私が戦ってる。
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そんなことを考えてるとは知らない
坂田さんが
「どしたんAちゃん、
体調でも悪い?お腹すいてない?」
と顔を覗き込むように聞いてきた。
『 あっ、えっ、いやっ、すいてます!!!!』
………………結局欲に負けた。
私、いつか絶対バチ当たるよ。
でもいつかバチが当たるならどうせ、
今だけはどうか夢のような時間を過ごさせて。
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みんなでご飯を食べに来た先は焼肉。
しかもちょっとお高い、いいやつ。
…正直めちゃくちゃ舞い上がってる。
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ただの配信者とリスナーだったのに。
ご飯を一緒に食べるとか、
目を見て笑顔で名前を呼んでもらうとか、
まさかそんな日が来るなんてなぁ。
人生って何があるか分かんないもんだなと
しみじみ思った。
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「実はここな、メンバーともよぉ来んねん。
美味しいやろ?」
と言いニヤリと笑う坂田さん。
………………はぁ、命日かも。
ホントに可愛い…これが歳上?
信じられません。
ていうかそんなメンバーで食事するようなとこ
私に安易に教えちゃいかんでしょ…。
まったくこの人は。
……どこにも書かないけどさ。
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「あ、そや、今度皆にAちゃんのこと
紹介させてよ!いいやろ?」
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純白 - めちゃめちゃに好きです。続き楽しみにしてます。頑張ってください (12月28日 18時) (レス) @page32 id: cf53fa4fa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やまだ | 作成日時:2023年7月4日 4時