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イベントが終わり、
放心状態のひよちゃんと私。




「うっしーかっこよかったな……。」
「キヨさん素敵だったな………。」




2人の声が重なる、
と同時に私の携帯に1件の着信。

それは思ってもみない人からの着信だった。






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ひよちゃんに家族から連絡がきちゃって
ごめんね、と一声かけて一緒に会場外へ出た。

あながち、というか全然家族で間違いないのだが、
何だか嘘をついているような気持ちになった。








ひよちゃんは
大丈夫?親御さん心配してる?と
私に声をかけてくれた。

ううん、大丈夫だと思う。
とりあえずこっちからかけ直してみる、と
ひよちゃんから少し離れたところで
折り返しの着信を入れた。





さすがにひよちゃんにも
坂田さんのことは言えないしね……。







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1コール…2コール…と続いていくごとに
もしかして間違い電話だったんじゃないか?
という考えが頭によぎる。





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きっとそうだ、
まさか坂田さんから着信がくるなんて。






それともすごく一大事とか…?
なんてグルグル考えているうちに
電話は繋がってしまっていた。







「あ、もしもし…?Aちゃん?」


少し弱々しい声の坂田さん。







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「も、もしもし…どうかされましたか?」


やっぱり何かあったのかな?と
心配になる。





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「Aちゃん、今日さ、
キヨのイベント来てる…よな?」






なんでそれを?と思った瞬間、
急に誰かにグイッと手を引かれる感覚。







「えっ?ちょ、誰ですか?」







そう声をあげた瞬間、
耳にあてた携帯からも私の声。







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あっという間にひよちゃんからも
会場の出口からも離れ、
気づけば人気のない会場の裏の方へと
連れられていた。








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設定タグ:浦島坂田船 , 歌い手 , となりの坂田。   
作品ジャンル:恋愛
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純白 - めちゃめちゃに好きです。続き楽しみにしてます。頑張ってください (12月28日 18時) (レス) @page32 id: cf53fa4fa8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やまだ | 作成日時:2023年7月4日 4時

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