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朝食を取りながらこれまでの経緯を説明し終えた私はふうっと一息つく。黒霧さんも話を理解してくれてよかった。
死柄木さんは我関せずといった様子でスマホをいじりながらサンドイッチ食べてましたけども。
そんな死柄木さんの様子を見るとちょうど食べ終えたようで、指先についたソースをぺろりと舌で舐めとっていた。その光景があまりに刺激的で思わず慌てて顔を逸らしてしまう。
「…何見てんだ、変態」
「へん…！？」
「死柄木弔、行儀が悪いですよ。ティッシュならありますから」
変態じゃないです、たまたま目に入っただけですよ、と必死に弁解するも適当にあしらわれた。無念。
「あいつらの動向は」
「先ほど物資を運び終えたようです。問題ありません」
火照った顔を冷ましながら2人の会話に首を傾げる。
「そういえば、今日何かあるんですか？」
「あぁまだ言ってなかったか。合宿中の元お前のクラスを襲撃する」
声こそ上げなかったもののそれなりに驚いた。
だって…
「オールマイト、合宿には来てませんよ？」
敵連合の標的はオールマイトだったはず。
情報の食い違いがあるなら教えておいた方がいいかなという親切心でもあった。けれど続く彼の言葉はまた驚くもので、
「今回の狙いは生徒の誘拐。仮に誘拐に失敗したとしても今回は襲撃そのものに意味がある。メンバーはすでに準備中だからお前は不参加だ」
「…誰ですか？」
「さぁ、誰だろうな？」
楽しそうに、意地の悪い笑みを浮かべる死柄木さん。別に誰が狙いでも今の私には心配をする権利も立場もないのだけど。
「…成功するといいですね」
よりによってそんな重大な計画を実行する日にバッティングするとは。もし誘拐されてきた時に鉢合わせないように気をつけよう。
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さかさま(プロフ) - まぶぴちょこさん» わー！とても嬉しいお言葉です！励みになります！ありがとうございます^^ (2021年12月29日 16時) (
レス) id: 24f9a11766 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年12月29日 9時) (レス) @page45 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2021年12月24日 17時
