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ぼんやりとした意識の中、ゆっくりと目を開ける。
見覚えのある白い天井は窓から差し込む夕日でオレンジ色に染まっていた。
「…ここは」
「おや、起きたのかい」
「リカバリーガール…！」
上体を起こすとズキリと脇腹が痛みうずくまる。
「急に動くと痛むよ。あんたは右肩と脇腹に銃弾を食らったんだよ」
覚えているかい？と言われて少し考えるが、起きたてで頭が回らず首を傾げる私にリカバリーガールはため息をついた。
「なんでも、突然敵の前に飛び出したそうじゃないか。プロも到着していたのになんだってそんなことをしたんだい」
「そういえば…」
言われてようやく思い出した。そうだ、私あの時なんで勝手に飛び出してしまったんだろう。
「正直、自分でもよくわかりません。でも気付いたら体が勝手に…」
「…そうかい。あんたもそういうクチなんだね」
なんだか居た堪れないような申し訳ないような気持ちで俯く私に、リカバリーガールは困ったように笑ってそう言った。
「聞いたところによるとあの時敵のすぐそばに緑谷って子がいて危なかったそうじゃないか。人助けはヒーローの本分だけど、無意識にできるやつもそういない」
「そう、なんですか」
「しかし今回の怪我は手放しで褒められたものじゃないけどね！スナイプが申し訳なさそうにしていたよ。今度挨拶に行ってみな」
そうだ、私のせいでスナイプ先生にも迷惑をかけてしまった。後日謝罪に伺おう。
リカバリーガールによればその後主犯格と思われる敵2人はワープで逃走、警察も到着して捜査や事情聴取などが行われたらしい。
相澤先生と13号先生は重傷ではあるものの命に別状無し。
私の傷の具合はというと、リカバリーガールの治癒のおかげで問題なく動けるようだ。しばらくすれば傷口の痛みも引いてくるだろうとのこと。
他の生徒たちももう下校したそうで、私も制服に着替えて早々に保健室を後にした。
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さかさま(プロフ) - まぶぴちょこさん» わー！とても嬉しいお言葉です！励みになります！ありがとうございます^^ (2021年12月29日 16時) (
レス) id: 24f9a11766 (このIDを非表示/違反報告)
まぶぴちょこ(プロフ) - この話めちゃくちゃ好きです！！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2021年12月29日 9時) (レス) @page45 id: 045921842f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2021年12月24日 17時
