☆ ページ42
『あれ、ここ知ってる気がする』
マルス「!記憶があるのか!?」
『いや記憶はないが、ここは知ってる…あ』
すんなり扉を開けたAは、部屋の奥に座る大きな手袋に驚き気絶してしまった。倒れるAを支えた二人はマスハンに向き直る。
マスハン「ありゃ?皆さんどうしたんですか?もう寝る時間ですよ」
フォックス「実はドクマリが…」
かくかくしかじかで〜と説明をすると、マスハンは体を左右に振った。
マスハン「やれやれ本当に貴方たちは…まぁとりあえず、それはドクマリになんとかさせましょう。Aさんは部屋に送ってあげてください」
フォックス「ああ。夜中にすまない」
Aを横抱きにしたマルスは、フォックスと部屋を出てAの部屋に向かった。初めて入るAの部屋に緊張しつつ、ベッドに優しく降ろすと布団を掛けてやる。
マルス「じゃあ、僕は明日早い乱闘があるからもう行くよ。本当はもっと君を眺めていたいけど」
フォックス「おい俺の事を忘れるな」
マルスはAの頬にキスを落とすと、部屋を後にした。
フォックス「あいつ…Aが寝てるからって調子乗って…じゃあ俺も行くからな。また明日…っ!」
ふいにグンッと胸ぐらを引っ張られて体制を崩した。何が起こったのか分からないまま顔を鷲掴みされてそのままモフられる。眼前のAを見ると、少し上気した顔で微笑まれた。
『ふっ、お前もふもふだな…ちょっとやってみたかったんだ』
フォックス「!!〜〜っ君ってやつは!」
『んむっ!?』
フワフワの手で顔を掴まれ、モフっていた顔がゼロ距離になる。噛み付くように口を塞がれて驚いたが、それはすぐに離れていってしまった。
フォックス「は、早く寝ろ!!」
おやすみ!と力強く扉を閉めていく彼を見送ってから、布団に身を沈めた。暫く眠れなかった。
〜〜〜〜〜〜〜
くぁと欠伸を一つして昨日のことを思い返すフォックス。あれは夜になるとび薬効果が出てくるということか?だとしたら早急に特効薬を作って貰いたい。少し足を早めたところでカービィやピカチュウが通り過ぎて行くのを見かけた。かなり走っていたため気になって着いていくとそこは観戦席だった。
ピット「あれ?フォックスさんも来てたんですね!」
フォックス「あ、いや俺はカービィたちに着いてきただけで…何が始まるんだ?」
ピット「Aさんの乱闘ですよ!これはAさんもファイターになる時が近いですね!」
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粗大ゴミ(プロフ) - まどかさん» コメントありがとうございます!コンテンツに対しての熱と文才が落ちかけている作者ですが、そう言っていただけて嬉しいです! (9月11日 23時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
まどか - 亜空間の小説から見てこんなに面白く楽しいって思ったのは初めて… (8月30日 4時) (レス) @page50 id: b6ef9522e9 (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - わらび餅さん» ありがとうございます!掛け持ちな上に飽き性ですが、ちまちまやっていこいと思います(*^^) (2021年10月7日 22時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅 - 面白かったです。更新頑張ってください。 (2021年10月7日 17時) (レス) @page2 id: b4ce205d1c (このIDを非表示/違反報告)
粗大ゴミ(プロフ) - りなりんさん» りなりんさん!ありがとうございます!いい機会だったので即興で短編集を作成してしまいましたw楽しんでもらえて良かったです!こちらこそありがとうございました(*´∇`) (2021年10月7日 12時) (レス) id: fd182a523e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粗大ゴミ | 作成日時:2021年10月7日 0時