【化物語】 ある日突然怪異に遭って

其ノ壹 ページ1

何時も通りの平凡な朝…



だと、思っていた。

が、それは間違いだと直ぐに気づく事ができた。


鏡を見ると僕の身体は凄く縮んでいた。

頭には猫耳のような小さな耳も生えている。


「な、なんだ…コレ」


寝ている間に一体何が起きたというのだ？

寝る前も特に変わった事は無かったのだが何が…


「学校に行けないじゃん」

時計を見ると家を出るまであと30分、という時間だった。

まぁ、僕の成績ならば1日くらい休んでも大丈夫か…

よし、休もう。




ーー私立直江津高校・羽川sideーー


阿良々木「よう、戦場ヶ原」

何時もと同じく、阿良々木くんは戦場ヶ原さんに挨拶をすると私の所に来て

阿良々木「おはよう、羽川」

と、笑顔で挨拶をしてくれます。

「おはようございます。阿良々木くん」

私が挨拶を返すと、阿良々木くんは自分の席につきました。

すると、これもやはり何時も通りで、阿良々木くんの席の前に戦場ヶ原さんが座ります。

そして、二人とも笑顔で話しています。

羨ましい限りですね。


ふと、視線を阿良々木くん達から泳がすと教室に入ろうとしている先生の姿を見つけました。

同時に時計を見ると、もう朝のHRが始まる1分前でした。


あれ、こんな時間なのに私の斜め前の席で何時も元気に登校しているあの子がいないな〜。

生まれてこのかた1度も休んだことの無いと自慢していた彼が…どうしたのかなAくん。

其ノ貮→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す