目が覚めると… ページ3
目が覚めて最初に瞳に映ったのは月だった。星と共に煌めいている光景は、絵のようで美しかった。
しかしここで気づく。月が見えるということはここが外であるということに。体を起き上がらせると、回りはとても暗く、月明かりで回りが確認できる位だった。
辺りはしんと静まり返っており、森がざわざわと音をたてて揺れているのを見て、恐怖心がわいてくる。
まず、ここはどこ？なんで私はここにいるの？
さまざまな疑問が浮かんでくるが私には答えが出てこないと諦めて考えるのをやめた。
とりあえず、立って辺りを見渡す。
どうしよう…？
とりあえず歩くか？
でも、どこかも分からない場所を歩いても意味ないかな…
考え込んでいるとどこからか声が聞こえてくる。
「ねぇ、こんなところで何しているの？」
え？
この声を私は知っている。アニメで何回も聞いた、あの人の声だ。
振り返ると、私が思い浮かべていた人物がいた。
その人は
逆巻ライトさんだった。
「え…なんで？」
私は思わず２、３歩後ずさる。
猫みたいな瞳。ニコニコとした表情。
私がアニメで毎日のように見ていた人。
「…ぇ…ねぇ！聞こえてる？」
ライトさんの顔の前で手を振って焦点を合わせようとしてくる。そんな事をしてくるライトさんが可愛いと内心思いながら、私はすぐに答える。
「あ、はい！すみません！」
「それで、どうして君はこんなところにいるの？」
「それが…目を覚まして気がついたらここにいて…」
ライトさんは私をじっと見たあとにニコッと笑って、
「じゃあ、僕の家来なよ！！」
と言った。
え？…え？
な、今なんて言った？
僕の家…？つまり逆巻家？
いや、私が勝手に決めつけているだけで、この人はライトさんじゃないかもしれないし。
ドッペルゲンガー的な何かかも知れないし。
ぐるぐる考えてとりあえず私は森から出たいと、
「いいんですか？」
と聞き返す。
ライトさん(違うかもしれない)はニコッと笑って 「もちろんだよっ！」
と言って私の手をとって歩きだす。
手が冷たいことにより、ライトさんの確率が上がったが、最後まで疑おうと私は決意した。
なぜこんなにも疑うかって？
答えは簡単。
本当にこの人がライトさんなら、これから行く家は逆巻家。つまり私の最愛の推しがいるのだ。
これで期待して違っていたら、悲しくなるし、恥ずかしい。
馬鹿なりに頭を回転させながら、私はライトさんに手をひかれて歩き続けた
なんか文章おかしかったらすみません byシオン
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シオン - 見てくれてありがとうございます！面白いと思ってくださりとても嬉しいです！！(ﾉ≧▽≦)ﾉ (3月6日 18時) (
レス) id: 1ed1803671 (このIDを非表示/違反報告)
れんと - とても面白かったです!!俺もシュウさん好きなのでわかります! (3月6日 15時) (レス) @page17 id: 1ada435888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオン | 作成日時：2024年2月1日 0時
