眼差し ページ33
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Hiroomi.T
こんばんは、今日はLDH所属の人達で、本社で飲み会なのですが。
話は岩坂で持ち切りです。
黒木「いつの間に付き合ってたの？」
岩田「いつの間にか付き合ってました」
土田「手が早いじゃないのよ」
岩田「それは語弊が生まれそうですね！」
いつの間にか絡まれてる岩ちゃん。
俺らはそれを笑いながら見てて、
隆二と健ちゃんは動画を撮ってた。
今市「後でグループで送るね〜」
直人「待ってるわ」
直己「岩ちゃんに怒られても知らないよ」
山下「なんとかなる」
そんなわちゃわちゃもありました。
ちなみに坂本は遅れて来るそうです。
なので今居ません。
坂本が来たのは始まってから二時間後くらい。
THE RAMPAGEのメンバーと一緒に来てた。
未成年組は居なかったけど。
『お疲れ様です』
「「お疲れ様です」」
漸く坂本がやって来たけど、真っ先に岩ちゃんが抱きついた。
酔っ払ってるからな。
岩田「待ってたよA〜！」
『……お疲れ』
全てを察した坂本は、岩ちゃんを抱きとめていた。
さすがアクション女王なだけある、反射神経が凄い。
『酔ってんね』
岩田「色んな意味で酔った方が楽だった」
『後から恥ずかしいやつだよそれ』
岩田「思ったけど、先輩たちを乗り切るにはそれが一番だった」
『笑うしかないやつじゃん』
二人はイチャつきながら空いている席に着いた。
少ししてから全員にドリンクが行き渡った。
HIRO「改めて乾杯しましょう、カップをお持ちください！」
「「カンパーーーイ！！！」」
後半戦が始まった。
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後半戦始まって一時間くらい。
何とか三代目メンバーと坂本で固まることができた。
直人「じゃ、改めてこのメンバーで、カンパーイ」
「「『カンパーイ』」」
少し落ち着いてゆっくり話すことができた。
俺は隆二と話している時にふと、岩坂が目について、口を止めてしまった。
今市「臣？」
登坂「…………あーあ」
今市「どうしたの？」
登坂「当てられたなぁって」
あれ、と顎で二人を示すと、隆二にも納得がいったらしい。
今市「……なるほどねぇ」
登坂「あんな慈しむような顔しちゃってさ」
それほどまでに末っ子は、たった一人の女性を愛していた。
心の底から、というのが伝わってくるほど、岩ちゃんの眼差しは、
何よりも優しかった。
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作者名：雪乃 | 作成日時：2023年6月22日 19時
