同居生活。【鬼滅の刃】

同居生活２７ ページ27

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今日のお出掛けは車での移動にしよう。
助手席には杏寿郎さんが座り、後部座席に実弥さんと義勇が座る。

クリーニングに持って行く三人の羽織りと隊服も車に積み込み、ショッピングモールへ。


最初にクリーニング屋さんに行き、服を預ける。

その後は、実弥さんと義勇の服を選ぶ。
杏寿郎さんの服はあるけれど、やはり二人にはそれぞれで似合う物を着てもらいたい。私の目の保養のためにも！

何軒かのテナントを梯子して、二人の服を購入。
いやー、とても有意義な時間でした！推し達に好きな服を着せられるって素敵！最高！



「わはは！2人揃って疲れきった顔をしているな！」

「煉獄……他人事だと思って楽しそうだなァ？」

「……れんごく、おぶってくれ」

「甘えるな！絶対におぶらない！」

「……しなずがわ、」

「甘ったれんじゃねェ、1人で歩けェ」

「ひどいぞ、ふたりとも」



あぁ〜〜、幸せ！！
この三人の絡みなら永遠に見ていられる！
やっぱり次に生まれ変わるなら壁か床か天井か布団だよ！！



『私の我儘に付き合ってくれてありがとうございます！何か甘い物でも飲みましょうか』

「甘味ではないのか？」

『ふふ、とっても甘い飲み物です！』

「そりゃァ楽しみだなァ」

「A、手を繋いでくれ……」



てちてちと可愛らしい足音で近付いて来た義勇が、きゅ、と私の手を掴む。

んーーー？？？？かわいい？？？？
手だけじゃなくて体ごとぎゅってする？？？？



『義勇は甘え上手……かわいさが天元突破……』



仰げば尊死、これが冨岡義勇の本気か……。

俯きがちに空いている片手で顔を覆う。
顔が緩みすぎている気がしてですね……私今、変な顔してない？大丈夫？



「むう！それならばもう片方の手は俺が握ろう！」

『ミﾟ』

「ふは、今の声どっから出てんだァ？」

『……これは何てご褒美ですか』



もう両手に花を超して周囲に華って感じ。
皆して距離感にバグでも起きてる？これがバグなら相手にとって致命的なのですが。


店名が星から始まる有名コーヒーチェーン店にて飲み物を買った際には。

私の両手が塞がっているのをいい事に、実弥さんが私の分を飲ませてくれるというご褒……こほんこほん。

杏寿郎さんと義勇が手を離してくれれば解決するのに、二人とも嬉々として自分達の飲み物まで私に飲ませてくるのだ。

これは合法での間接キ……ごほんごほん。



『傍から見たら、私ってば美男3人を侍らせる悪い女なのでは……？』




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