episode.56 ページ7
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ぐりぐりと頭を押し付けてくるエース。
え、可愛い。可愛過ぎてなでなでしちゃう。
こんなに甘えん坊キャラだったか？と疑問は浮かぶもののこの可愛さの前ではさして問題でもない。
「 エース、そろそろ離れろよい 」
「 何だよマルコ！羨ましいのか！ 」
『 …エース、この体勢キツい、』
思い出して欲しい。私は今、尻餅を付いた状態でエースに抱き着かれている。正直、腹筋がヤバい。
渋々ながら離れてくれたエースの手を借りて起き上がる。もう一度甲板を見回せば、各隊の隊長さん達と白ひげ海賊団の船員さん達が集まっていた。
『 えと、今日から暫くの間お世話になります、Aです 』
「 Aちゃーん！同じ船に乗れて俺は嬉しいよ！ 」
『 わわ、サッチさん！ 』
ぎゅう、と抱き着くサッチさん。
皆、抱き締めるの好きなのかな？私も嫌じゃないから別に良いんだけど…、エースもサッチさんも自分の腕力考えて。ちょっと痛い。
『 ん…サッチさん、痛い…… 』
「 何その声、誘ってんの？ 」
『 誘ってません 』
ぺしぺしとサッチさんの背中を叩く。
中々離れてくれないサッチさんに苦戦していれば、サッチさんが勢い良く引き剥がされた。
誰がやったかなんて直ぐに分かるだろう。
こういう事をするのは決まって彼だ。
「 サッチ、Aが苦しがってるからやめろよい 」
「 ちょ、マルコ！髪を掴むなよ！ 」
『 ありがとうございます、マルコさん 』
「 お前も、男相手にはもっと警戒心を持てよい 」
『 はい…… 』
この言葉は海軍本部でも赤髪海賊団の皆さんにも耳にタコが出来るくらいに口酸っぱく言われてきた言葉だ。
何の力も持たない女が警戒した所で出来る事は限りなくないに等しいが、それを言えば説教が始まる事は火を見るより明らかなので大人しく頷いておく。
「 グララララ、帰って来たみてェだなァ！ 」
「 オヤジ！ 」
『 白ひげさん！ 』
ぎらぎらと照り付ける太陽を遮る程の巨体。
白ひげ海賊団の船長である白ひげこと、エドワード・ニューゲート。彼が私を見下ろしていた。
「 息子共がどうしてもお前と一緒にいてェと煩くてなァ…どうだ、A。俺の船に乗らねェか？ 」
『 …よろしくお願いします！ 』
「 良い返事だァ！俺の女になるか？ 」
『 はい！……え？ 』
俺の娘になるか？というセリフを予想していたのだが。思っていたのと違う単語が聞こえた気がする。
え、何？今何て言ったの？
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レモン - 続編ないんですか？！すっごくこの作品好きなのに！4年もたってますが、更新期待してますっ！ (1月6日 12時) (
レス) @page50 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - マジで面白いです！続きお願いします！ (12月21日 15時) (レス) @page50 id: 3de4771c26 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 長らく更新されてないようですがぜひ更新再開していただけると嬉しいです、、文才が天才すぎます、、もっと麦わらの一味と絡ませてほしいです、、完結までついていかせてください、、 (2023年2月12日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
キエラ(プロフ) - 今日この小説見つけてめちゃくちゃファンになりました！！続編お待ちしております... (2022年12月3日 13時) (レス) @page50 id: cdb417a741 (このIDを非表示/違反報告)
員脚 - ぞ、続編が、無い、、、、だと、、、、！！好みドストライクで続きが楽しみなんです！！初コメ失礼しました (2022年8月31日 11時) (レス) @page50 id: a61a8e014c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2018年4月18日 22時
