第56話【 強化合宿開始 】 ページ8
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ピーッという笛の音と共に周囲の風景がまた変わる。
次の場所には、全校生徒が集められていてグループが完成した事が分かった。
辺りを見回せば、クラインやジェイル。ユーリやカイルが目に入った。
クラインは此方に気が付いた様で、軽く手を振って近付いてくる。
「 A、グループ作れたんだな。」
『 その言い方、失礼すぎ。何、殴られてェの? 』
「 A君と、同じグループになれなくて残念だよ…。」
『 げ、ユーリ先輩。俺としては安心しましたけどね。』
「 …お前、ノエルと同じグループかよ。」
『 ジェイル。つーか、妹いたなら教えろし。』
「 聞かれてねェし。」
「 あ…A先輩。」
『 よ、カイル。相変わらず無気力感全開だな。』
クラインに続き声が掛けられる。
顔見知りに会えた事に少し安心してしまう。
「 …A、思ってたより口悪いな。」
『 キース先輩何か言いました?』
「 いや、何も。」
背後からぼそりと聞こえた声に問い掛けるも、首を振り何でもない、と言われてしまえば深追いも出来ない。
聞き取れなかった内容に首を傾げれば、ユーリに名前を呼ばれた。
「 A君、彼と同じグループ? 」
『 そうですけど…。』
「 そっか。」
それだけを聞くユーリ。
何だ、何か問題でもあるのか?
と言っても内容は、これから強化合宿を始めるから各自頑張りなさい。みたいなそんな内容。
そして、強化合宿本番が始まる。
はっきり言ってAは何をしたら良いのかよく分かっていない為、頑張るも何もないのだが。
ああ、でもグループのメンバーには魔法が使えない事を言っておいた方が良いだろう。
そんな事を考えながら、3度目となるテレポートに身を任せる。
次に移動させられたのは、森だった。
天高く育った木々がさわさわと揺らめいている。
近くには同じグループのノエル、アリア、キース。
「 今回は森か。」
『 俺、皆に言っておかないといけない事が。』
「 どぉしたの? 」
『 俺、魔法使えないから…、』
「 そうなんですか、驚きました。」
『 ごめんな。』
最悪の場合、足でまといになるかもしれない、と謝れば3人は気にした様子もなく魔法は自分達に任せろと言う。
良い人達とグループを組めたとAは胸をなで下ろした。
さて、ここから先何が起こるのか。
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あこ - はいまた俺です()あぁぁまた続編ッッッ!!!!クッソ、興奮すr((((((黙れ 次も楽しみにしてます!御仕事無理せず、体調に気を付けて下さい!!更新はゆっくりでも待ってます!!楽しみのひとつとなっております!!えと、頑張って下さい!!() (2018年4月2日 18時) (レス) id: eb4bfbc582 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - 流石イリスだ。わいの推し。 (2018年3月1日 4時) (レス) id: e853e23932 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ねむるさん» 他作品も読んで頂けるなんて…とても嬉しいです!ニヤニヤして貰える作品になっている様で嬉しく思います!2回も掛かったんですね…辛いです…。嬉しい告白を有難うございます…これからも頑張りますね!笑 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - あこさん» 好きだと言って頂けるのはとても嬉しいです、有難うございます!これからも頑張らせて頂きますね! (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - ーさん» 簡単な設定しか考えていませんが、次の続編で設定を入れさせて頂きますね。 (2018年2月25日 13時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじ | 作成日時:2017年11月26日 14時