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特進クラス ページ3

No.Side





特進クラスのドアに貼られた"8年生"の文字を見て、その女性は呆れたようにため息をついた





女性の名は日下部みやび。





かつてこの特進クラスで高校時代を過ごし、現在はこの国のクローン研究を第一線で行っている





彼女はこの銀杏高校の教師となり、再び特進クラスに訪れた





彼女が教室に入ると、そこには共に高校時代を送ったクラスメイトたちが揃っていた





みやび「ちょっと!いつまで高校生でいるおつもりですか!」





豊臣「やっぱみやびちゃん変わらへんなぁ。いや、みやびせんせ、♡」





オレンジ色の髪をした豊臣秀吉がそう言うと、教室内で先生コールが起こる





その中で指揮を取って場をまとめたのは、独眼竜、伊達政宗





伊達「どうだ日下部、先生になった気分は?」





みやび「まったく…黒田くんは卒業できますよね?」





黒田「ここが案外心地良くてな。」





そう言って机に寝そべるのは、天才軍師、黒田官兵衛





この特進クラスの生徒は皆、戦国武将のクローン





あの有名な





武田「日下部、うるせぇ奴は俺に言え。黙らせてやる!」





甲斐の虎、武田信玄





徳川「日下部に楯突くやつは俺が完膚なきまでに…叩きちゅぶす!」





戦のない太平の世を築いた、徳川家康





みやび「もう!信長くんもなんとか言ってください!」





織田「フッ、うつけが。」





戦国時代の覇王、織田信長もこのクラスの一員である





そして彼らは何と言っても





榊原「お、ピザ焼けたって!」





井伊「おっしゃ、食いに行こうぜ。」





豊臣「ほら、みやびちゃんも行こ?」





みやび「え、ちょっ、秀吉くん、」





授業を堂々とサボるほど自由なのである





特進の武将たちが教室を出て向かった先は家庭科実習室





中から良い香りが漂い、赤や青のジャージを着た生徒たちが興味津々に中を覗いている





「げ、特進の奴らだ、」





「やべっ、」





彼らは顔を青くして去っていき、武将たちは満足そうな顔をして実習室に入った





酒井「あ、来た。」





碓井「みやびさん⁉久しぶりね!」





そこに居たのは、徳川四天王が一角、酒井忠次と





その正室、碓井A





彼らはクローンとなった現代でも再び結ばれ、生涯寄り添うことを誓いあった





みやび「とっても美味しいです!」





碓井「ありがと。」





これが、銀杏高校特進クラスである

海→←作者より



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(プロフ) - かりささん» 返信遅くなってすみません。リクエストありがとうございます。体育祭の分が終わってからぼちぼちやっていこうと思います! (2022年10月9日 18時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
かりさ - 初コメ失礼致します。リクエストで、海行ってみたお願いします。出来なければ大丈夫です。作者様の、ペースでいいので頑張ってください! (2022年10月9日 14時) (レス) @page4 id: 92ec593716 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストはこちらにお願いします! (2022年10月7日 19時) (レス) @page2 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年10月5日 19時

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