三十八描き ページ25
ASide〜
昼を過ぎ、家で昼食を済ませた私は、画材を入れたバッグを肩にかけ、靴を履く。
『行ってきます』
誰も居ない家に、呟いた。
そう、この家には、もう私以外に誰も存在しない___
・
・
清々しい青空がかぶき町を見守る中、私は神楽ちゃんと待ち合わせをしていた河原に腰を落としていた。
次は、沖田さんか…
楽しみな気持ちに思いを馳せながら、ぼんやりと川を見つめる。
せんせんとした水音は、耳に心地よい。
今日は、まったりするには絶好の日だ。
沖田さんと言えば、十四郎の好きだったミツバさんを姉に持つ人だったなぁ、と不図思い出した。
ミツバさんとは、どのような人なのだろう。
十四郎が好きだった人であり、沖田さんの姉。
もう一回繰り返しながら、私の手は、スケッチブックへと伸びていた。。
そして私が気づいた時には、私の想像するミツバさんを鉛筆で薄く描いていた。
・
94人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みきたつ(更新停止中)(プロフ) - iceblast5さん» 返信遅くてごめんなさい、そしてわざわざコメント、ありがとうございます!貴方様も、どうか体調にお気をつけてお過ごし下さい! (2019年2月7日 21時) (レス) id: 58c2806fad (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - また読めて嬉しかったです!寒い日ばかり続きます、お身体ご自愛くださいませ(>_<) (2019年1月30日 23時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» 待ってくれる方がいるのはありがたいです…本当にありがとうございます! (2018年12月13日 20時) (レス) id: 23625b9f72 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 自分が納得行く結果が出せるように集中してください(。>д<)待っていますね♪ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 886ffa0a54 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 実花さん» ありがとうございます!!! (2018年12月7日 20時) (レス) id: dab6b26021 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みきたつ | 作成日時:2018年9月29日 23時