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二十五描き ページ12

回想続いています
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沖田Side〜


「え?俺以外知ってるの?俺初めて聞いたんだけどォ!仲間外れ!?」


少し涙目になっている近藤さん。


…これを利用して。


「違うんですよ近藤さん、土方サンはシャイボーイだから近藤さんには言えなかったんでさァ。」

「なんだそういう事か!トシ!」

「だぁれがシャイボーイだ!」


近藤さんはさっきとは裏腹に満面の笑みを浮かべている。


「いいなあトシ…俺もいつかお妙さんと!」

「その可能性は低いんじゃねェか?」

「酷い!俺はこんなにもお妙さんを愛し…」
「土方揶揄うのもこれぐらいにしてやりまさァ。
俺は見廻り(サボり)に行ってくるんで。」


近藤さんの志村の姉熱弁を遮るようにして、俺はその場を去…


「おい括弧の中見えてんぞ総悟。」


れず、土方に肩を掴まれていた。


「チッ…」

「チッじゃねェよ!お前の始末書どんだけあると思ってんだコラ!」

「知らねぇでさァそんな事」

「お前はとにかく始末書だ。」

「…チッ」

「舌打ちすんな!」


近藤さんに助けを求めようと目を戻すと、近藤さんはもうそこには居なかった。


おそらく再熱してストーキングにでも行ったのだろう。


俺は渋々書類をやる事にした。


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ASide〜


「という事があったんでさァ。」


十四郎が私の事を考えてくれている嬉しさと、昨日の出来事を思い出して身体からは熱が溢れるようだった。


「あれ、A顔赤いアルナ」

「昨日、結局何があったんですかィ?」


…この二人、仲悪いんじゃないの!?


こういう時だけ二人して仲よさそうに黒い笑みを浮かべている。


い、言えない。


とにかく話題を逸らさないと。


『な、なんでもありません!それより神楽ちゃんの絵を描かなきゃいけないので!』


まくしてる様に言った。


「そういえばクソサドが来てたから忘れてたアル。どっか行けヨクソサド。邪魔アルヨ」

「Aさん、こんなクソチャイナ描くんなら俺を描いた方がいいですぜィ?」

「んだと!?」


沖田さんを描く、か…


「沖田さんってミツバさんの弟でしたよね?」

「…!なんでそれを知って…」


沖田さんは驚いたような表情をしている。


そうか、私が知っているのは普通ありえないからな。


「…十四郎から聞きました」

「おお…!マヨが名前呼びになったアル!」


…そういう事には気づかなくていいんだよ、神楽ちゃん。



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真選組・万事屋   
作品ジャンル:恋愛
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みきたつ(更新停止中)(プロフ) - iceblast5さん» 返信遅くてごめんなさい、そしてわざわざコメント、ありがとうございます!貴方様も、どうか体調にお気をつけてお過ごし下さい! (2019年2月7日 21時) (レス) id: 58c2806fad (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - また読めて嬉しかったです!寒い日ばかり続きます、お身体ご自愛くださいませ(>_<) (2019年1月30日 23時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» 待ってくれる方がいるのはありがたいです…本当にありがとうございます! (2018年12月13日 20時) (レス) id: 23625b9f72 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 自分が納得行く結果が出せるように集中してください(。>д<)待っていますね♪ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 886ffa0a54 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 実花さん» ありがとうございます!!! (2018年12月7日 20時) (レス) id: dab6b26021 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みきたつ | 作成日時:2018年9月29日 23時

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