二十三描き ページ10
沖田Side〜
Aさんは、あのいつぞやの土方が取調べした女だったのか。
確かに、この黒髪には見覚えがある。
『あの…沖田さん、ですか?』
土方から話を聞いていたのだろう、Aさんも俺の事を知っていたようだ。
・
・
ASide〜
「あ"?なんでクソサドがAの事知ってるアルカ?穢れるからやめろヨ」
「テメェといた方が穢れらァ。」
「んだと!?」
私を置いてマシンガントークを続けている二人。
私を置いていかないでくれ。
『あの…沖田さん』
「ほら!Aが困ってるアルヨ!」
神楽ちゃんが原因でもあるよ!?
そんな神楽ちゃんを無視するように沖田さんは返事をした。
「なんですかィ?」
『どうして私の事知ってるんですか?』
「あー…土方がやけにAさんの事を嬉しそうに話すもんでねィ。」
そうなのか。
思わず嬉しくなってしまう。
顔に出ていたのか、神楽ちゃんが
「よかったナ、A」
とニヤニヤしながら冷やかすように言ってきた。
…ポーカーフェイスの練習でもしようかな。
「昨日なんてやけに嬉しそうな顔して帰って来やしてねィ。」
___…昨日。
昨日あったあの感触や光景が頭に蘇る。
今、私の頬は絶対に赤くなっているだろう。
「…昨日何があったアルカ、クソサド」
こんな時だけ沖田さんの方につくのか神楽ちゃん。それは卑怯だぞ。
『沖田さん、話さなくていいんですよ!?』
「昨日ですねィ…」
『沖田さん!?』
沖田さんは本当にドSだった。
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みきたつ(更新停止中)(プロフ) - iceblast5さん» 返信遅くてごめんなさい、そしてわざわざコメント、ありがとうございます!貴方様も、どうか体調にお気をつけてお過ごし下さい! (2019年2月7日 21時) (レス) id: 58c2806fad (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - また読めて嬉しかったです!寒い日ばかり続きます、お身体ご自愛くださいませ(>_<) (2019年1月30日 23時) (レス) id: 69d49e1d20 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» 待ってくれる方がいるのはありがたいです…本当にありがとうございます! (2018年12月13日 20時) (レス) id: 23625b9f72 (このIDを非表示/違反報告)
iceblast5(プロフ) - 自分が納得行く結果が出せるように集中してください(。>д<)待っていますね♪ (2018年12月13日 19時) (レス) id: 886ffa0a54 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 実花さん» ありがとうございます!!! (2018年12月7日 20時) (レス) id: dab6b26021 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みきたつ | 作成日時:2018年9月29日 23時