【銀魂】貴方色に染めて【土方十四郎】

一描き ページ36

ASide〜


今日は、神楽ちゃん探しに出かける。


万事屋さんの事を知っている土方さんに聞いたところ、


「かぶき町ぶらついてりゃどっかに居るだろ。アイツらいつも暇だからな。」


と皮肉を混ぜて言っていたが…


本当にいるのだろうか。


まあ、悩んでいても仕方ない。


風景も参考がてら、神楽ちゃんを探しに私はかぶき町を歩き廻る事にした。
・





・
青々しい緑色の草が生えている河原にて、休憩中。


普段こんなに歩く事が無かったからか、体力が余り無い。


＿＿＿運動しなきゃな。


そんな事思いながら、視線を泳がせていると、目の端に見覚えのあるチャイナ服が見えた。


あれは…！


『神楽ちゃん！』


今出せる精一杯の声を出す。


神楽ちゃんは気づいてくれた様で、こちらに走って来てくれた。


「A！久しぶりアルナ！
あのマヨは描き終わったアルカ？」

『そうだよ。だから神楽ちゃんを探しに歩き回ってたんだけど…
見つけられて良かった。』


昼に家を出た私だが、空は少しオレンジ色に染まってきつつあった。


「覚えてくれていたアルカ！やったネ！
…でも今日はもう夕方だから、また明日にしないアルカ？」

『そうだね。
…じゃあ、この河原でいいかな？』

「いいアルヨ！」

『ありがとう。
…ごめんね？呼び止めて。
じゃあ明日、14時にここでいい？』

「わかったアル！バイバイネ、A！」


手を振りながら笑顔で言ってくれる神楽ちゃんは、とても可愛かった。


＿＿＿神楽ちゃんを見つけられたし、今日はもう帰ろう。


私も、帰路に着いた。

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