【銀魂】貴方色に染めて【土方十四郎】

二十五枚 ページ26

銀時Side〜


大串クン、色々無自覚かよ…


完全なる嫉妬じゃん。


俺の事めっちゃ瞳孔開いて睨んできてたけど。


新八はメガネだしそんなのには気づいていなかったが、神楽は気づいていたようで、Aちゃんと大串クン二人をみてニヤニヤ笑っていた。


「んじゃ、帰ェるわ。」

「またな、A！バイバイヨ！」

「さようなら！」


心の中でAちゃん、よかったね、とか言いつつ、俺たちは店を出た。
・





・
ASide〜


万事屋さん達が帰ったあと、土方さんと席に座る。


「話したい事があってな。
今日埋め合わせをしたのはその為もあるんだ。」

『そうなんですか…それは、どの様なお話で？』


土方さん自ら話す事がある事に驚く。一体どんな…？


「…俺の、過去に惚れた女の話だ。」


その言葉を聞いた後、私の胸に突き刺すような痛みが走った。


土方さんはあまり女の人と関わったりしなさそうだ。


だが、そんな土方さんが好きになった女性だろう、余程魅力的な方なのだろう。


前土方さんが瞳に写していた人は、この人だろう。


＿＿＿私は、到底…


『…そうですか。
一体どんな方だったんですか？』

「…総悟の姉でな。ミツバっつうんだ。
…結核を患って今はもういねェ。」


そこから土方さんは女性の話だけでなく、自分の過去についても話しだした。＿＿＿

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