二十一枚 ページ22
土方Side〜
(名字)の目隠しを外し、拘束を解くと、あの綺麗な瞳が見えた。
瞳と一緒に、あの笑顔が何処かへ行ってしまうのが怖く感じて。
『…土方、さん？』
手離したくなくて。
本当にそこに(名字)がいるのか確かめるように、俺の身体は(名字)を抱き締めていた。
・
・
ASide〜
土方さんの体温が伝わってくる。
私は土方さんに一目惚れをしているからして、この状況は本来なら胸が高鳴ったりするのだろう。
でも土方さんの眼に私は映って無くて、誰かと重ねている様であった。
それを見て無性に悲しくなり、沈黙が悲しさを引き立てる。
すると、
「…大丈夫か？」
と土方さんが口火を切った。
『はい、土方さんのお陰で。』
「そうか。
…死のうとすんじゃねェよ。」
『…！』
バレていたのか、と目を見開く。
「…この埋め合わせは明日でいいか？」
そんな事まで言ってくれる土方さん。
でも、私はこれ以上土方さんと関わっては迷惑になるのではないか。
「…迷惑なんて思ってねェよ。」
『…！？』
流石に吃驚する。
「顔に出てんだよ顔に。
…迷惑というより、俺もお前に話を聞いてもらいたくなっちまったようでな。」
期待を膨らませる様な事を言う土方さんは本当に狡い。
『…！
じゃあ、明日いつもの時間に団子屋で！』
「…あァ」
そんな会話をした後、パトカーのサイレンが近づいてきたのを耳に、私は画材を持ち、私達は別れた。
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みきたつ(プロフ) - 大手裏剣。さん» ありがとうございます！ (2018年10月6日 8時) (
レス) id: ed1bfed38d (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣。(プロフ) - みきたつさん» 全然大丈夫ですよ〜暇人なので、私でよければ読ませていただきます。あ、全て読みました！これからも頑張って下さい。 (2018年10月6日 0時) (レス) id: aa54650363 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - 大手裏剣。さん» 光栄なお言葉…本当にありがとうございます！また、参加してもいいですか！？ (2018年10月5日 23時) (レス) id: ed1bfed38d (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣。(プロフ) - 参加ありがとうございました。土方さんはいいですね…！描写もとても分かりやすいです！お節介かとは思いますが、sideとかは作者様の素晴らしい文章があるので表記しなくてもわかると思います…！まだ、全て読み終えてはいませんがボチボチ見ていきたい作品です！！ (2018年10月5日 23時) (レス) id: aa54650363 (このIDを非表示/違反報告)
みきたつ(プロフ) - iceblast5さん» そう言ってもらえて嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年9月26日 4時) (レス) id: 20e9d3e08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきたつ | 作成日時：2018年9月17日 22時
