【銀魂】貴方色に染めて【土方十四郎】

十枚 ページ11

ASide〜


『え…同じ真選組ですよね…？』


土方さんがさっき言っていた事をそのままリピートして確認する。


「あァ。
まあ、小さい頃からの付き合いなんだがな、その時からだ。」

『…
沖田さんは相当なドSだと…』

「…その通りだ。」


かなり苦労しているのだろう、少し顔色が悪くなった気がする。


『…具体的に、何をされているんですか？』

「俺のマヨネーズにデスソース入れたりだとかマヨネーズ道端に捨てられたりだとか…」

『マヨネーズ…好きなんですか？』

「あァ。俺の土方スペシャル、食ってみるか？」

『それは一体…？』

「白飯にマヨネーズ一本丸々かけたものだ。うまいぞ？」

想像したら何かが込み上げてきそうになったが、なんとか抑えた。

『…遠慮させていただきます』

「そうか？」

『というか、それが毎日されている事何ですか！？』

「…まァな。バズーカ撃たれたりもするな。」


それそんな平然とした顔で言うことじゃありませんよ。


でも、そんな沖田さんの話をする土方さんは、本気で嫌がっている訳ではなく、
やはりどこかで沖田さんの事を信用しているのだろう。


私は、絵の背景の一部に“信頼”のイメージ色(自分なりの解釈)の青を描こうと思った。


そしてとりあえず分かった事は、沖田さんはドSと言う事と、土方さんは相当なマヨラーという事だ。


私は背景のイメージと話の内容をメモしておいた。

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