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〜新入生入場〜
そのアナウンスと共に入ってくる如何にも金持ちって感じの生徒達
その中に紛れ込んでるど貧乏の私
美香さん、寝不足です・・
昨日剛と健に髪をきれいにしろだとかネイルもしろ、アクセサリーもだとか1日中連れ回された・・
そんなおしゃれして学校行かないでしょって思ったけど周り見たらそんなのばっか・・
行き詰まるんですけど・・
はーやく帰りたい・・
ずっと式にそんなことを考えていたら
〜新入生退場〜
あ、終わった
今日はこれだけだったから速攻寮に戻る
私はあの日からずっとこの寮に住まわせてもらっていた
別に階ごととか男女別の寮じゃなかったから剛健の隣の部屋をずっと使わせてもらった
寮に戻ろうとするとなんか塊が出来ていてそれがこっちに向かってきた
あ、これは・・・
『ねぇ、なんであんた剛様の側にずっといるのよ。庶民菌が移るから近寄るんじゃ無いわよ』
『健様のとこにもいるんじゃ無いわよ汚い』
あーめんどくさいな
別に私が付いてってるんじゃ無くて向こうから来るのに
小学校の時もこんなのあったな
そのせいか何も思わないから真顔な私が突っ立ってるだけだった
周りには1年が集まってきた
うちは見せもんじゃねーよ
『なんとか言いなさいよ!!』
肩を強く押されバランスを崩した私は後ろに倒れそうになってしまった
目をつぶった瞬間
『お、大丈夫か?』
低い声で暖かく優しい感触に包まれた
私の経験してこなかった感じ
目を開けると私は1人の男の人にキャッチされてた
『大丈夫か?』
美香「あ、はい・・」
私は固まってしまい動けなかった
『坂本先生・・・』
坂「おいお前ら、初日に後輩を苛めてたのか」
『べ、別に私たちは・・」
坂「言い訳なんか聞きたくない」
この人凄いな
一気に空気を変えちゃうんだもん
健「どうしたの?美香」
『け、健様・・!」
剛「俺らの可愛い妹に何か」
『ご、剛様・・・』
剛健「汚い手で触ってんじゃねーよ」
一目散に逃げていく女子達
美香「元はあんたらが私に付きまとうからなんだかね!!」
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作者名:理亜 | 作成日時:2018年2月21日 23時