6 ページ6
.
「………………ふはっ」
沈黙を破ったのはめいちゃんさんの笑い声。
「手が汚れるってどういう事!?何で!?初めてそんな事言われた!!」
お腹を抱えながら笑うめいちゃんさんを見ると何だが自分の発言が凄く恥ずかしくなってきた。
「…笑いすぎ……!」
「あ〜お腹痛い……大丈夫だよ、汚れないし変な心配しないで!」
笑いすぎて目に溜まった涙を拭く彼は「あっ」と声を漏らした。
「あと、めいちゃんでいいからね!「さん」はいらない!!これも約束!!」
そう言って私の手を取り自分の小指と絡めた。
「はい指切りげんまん!!もう約束しちゃったもんね〜!」
満足そうに笑う彼は絡めた小指をぎゅっとしたまま揺らした。
「はい、俺の事呼んでみて?」
目を少し細める彼。
小指が繋がったままの状態でそんなことを言う彼は意地悪だ。
「っ……め、いちゃん…」
「ふふっ、なーに?Aちゃん」
「ずる、い……」
「ごめんごめん、よくできました!」
笑いながら絡めた小指を離し私の頭を撫でる。
絶対私の顔赤くなってる…そう確信しちゃう程ドキドキしてる。
聞こえちゃうんじゃないかと心配になるくらいに。
そして、意地悪な彼…めいちゃんの一面を知れてもっと好きになった私がいた。
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆ。。。(プロフ) - ここさん» すみません、意味を知らずチェックマークを付けてしまっていました。外しております。教えていただきありがとうございます。 (2022年10月20日 1時) (レス) id: e2b42d34c0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ。。。(プロフ) - けいさん» すみません、意味を知らずチェックマークを付けてしまっていました。外しております。教えていただきありがとうございます。 (2022年10月20日 1時) (レス) id: e2b42d34c0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - オ/リ/フ/ラ立ってますよ。外して下さい。 (2022年10月19日 19時) (レス) id: 5817bb68d6 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - オリフラ消して貰えますか…? (2022年10月19日 3時) (レス) id: 3d722349bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆ。。。 | 作成日時:2022年10月2日 19時