冒険の書89 ページ13
「あれだ…！」
船からエイトが見つけたのは、暗雲が立ち込める島だった。見るからに怪しく、不気味な所だった。
「畜生、ここにいる魔物全部ゾンビ系じゃねェか…」
「へー、アンタ僧侶の癖にああいうもの嫌なの？」
ククールは、ため息を吐くも、別にと返した。
噂をすれば、死霊の騎士やどくどくゾンビが群れで襲いかかってきた。そのせいで、ククールはさらに嫌な顔をする。
彼からにしたら、最悪であろう。
「かえん斬り！」
『早く消えてくーださい☆…ブリザーラッシュ！！』
Aは笑顔でどくどくゾンビに斬りかかる。
恐ろしいが、決してAに他意は無い。
ゼシカは得意の炎魔法を操り、次々と魔物を燃やしていく。メラミ、ベギラマを受けた魔物達は悲鳴を上げて暴れる。
ヤンガスはオノをぶんぶん回してなぎ払う。
ククールはあまり
「ひぇー、ひと段落ついたでげすね！」
「マジで早く行こうぜ。俺、あまり奴らと戦闘するの避けたい」
「それもそうだね。早く行こう！」
歩く度に空気が重くなり、闇の気配も強くなっていく。
ドルマゲスの居る場所に、近づいている証拠ととってもいい。
早く、この重い空気から脱出したいという焦燥感に駆られ、急いで足を運んだ。
そしてようやく、暗雲が立ち込めるその原因となる遺跡に辿り着くことができた。
かなりの時間が経っている故か、遺跡はボロボロだった。
「何？この遺跡…」
「…分からない。でも、さっきよりも空気が重い。きっと、ここに…！」
『……！！あれは…！』
エイト達の見る先には、あの杖を持った道化師、ドルマゲスがいた。
ドルマゲスはエイト達に気づき、ニヤリと口角を上げて嗤うと、杖が一瞬赤く光った。
そうして、ドルマゲスは奥へと姿を消してしまった。
「じーん……アッシ達はドルマゲスを追い詰めたんでがすね。なんかこう、胸にこみ上げてくるのがあるでがす」
「追い詰めたって言ってもねー。
私達は何もやってないし。
ドルマゲスが自ら進んで袋のネズミになってくれたって感じじゃないのかしら？」
『こんな所に籠もっても、ただ自滅しに来たような感じだよね。
もし、殺しのターゲットがここに居なければ』
「遺跡の中に入る時、ドルマゲスの野郎、こっちを見て笑っていやがったな。こりゃあ、何かあると見たぜ」
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水竜ルカ(プロフ) - リスタさん» こちらこそ、リクエストありがとうございました！ (2021年8月11日 10時) (
レス) id: 1c18505a05 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - リクエストに答えてくれてありがとうございます！ピカチュウ「ピカチュウ〜♪(ホメロス〜♪)」きっとホメロスになついてしまいましたね♪本当にありがとうございます！ (2021年8月11日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水竜ルカ(プロフ) - リスタさん» か、可愛い！？ありがとうございます！双頭の鷲が仲良くしてたらいいですよね！魔軍司令ホメロス君もやれそうなので、期待に応えられるようにします！！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 597f6561ca (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - リクエストに答えてくれてありがとうございます♪双頭の鷲と仲良くね♪ピカチュウ「ピカピカチュウ♪(グレイグ〜♪ホメロス〜♪友達になろうよ♪) 」可愛いですね！ (2021年8月6日 18時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水竜ルカ(プロフ) - メテオさん» ありがとうございます！更新できるよう頑張ります！ (2021年7月3日 20時) (レス) id: 70638f7983 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年6月25日 22時
