冒険の書10 ページ12
修道士達の話によると、どうやら院長の所に道化師が来ているらしかった。院長はお笑い好きで、時々旅芸人を呼び寄せたりしているらしい。
そしてその道化師の特徴は…
「…長い杖を持っていて、消えたりする。……これって…！」
「ドルマゲスの可能性が高いわ…！」
『ま、まさか…』
院長の身が危ないと考えた4人は、修道院の奥へ行ったが、警備の団員が通してくれなかった。
何で通してくれないんだよ、本当にここの奴らは！
何とかして院長の元に行けないか、話している時。
「あれ？あんたたち…。酒場にいたあの時の連中だよな？」
『あっククールだ！』
「「「！！」」」
酒場で会った時以来のククールに遭遇した。
「どうしてこんな所に……」
「何がどうしてこんな所によ！！あんたが来いって言ったんでしょ！こんな指輪いらないわよ！！」
「指輪…？」
するとククールは、何か思いついたように言った。
「………そうか！まだその手があった！なぁ、あんたたち。あんたらに頼みたい事があるんだ。俺の話を聞いてくれ」
「頼み！？冗談でしょ？どうして私達があんたの頼みまで聞いてやらなくちゃいけないのよ！」
『待って、ゼシカ！冗談じゃないと思うよ。とりあえず聞こう？』
「僕もそう思う」
「……分かったわ」
「すまない、のんびり話している時間はないから聞いてくれ。
…感じないか？とんでもなく禍々しい気の持ち主がこの修道院に紛れ込んでいるのを。
聞いた話じゃ、院長の部屋に道化師が入っていったらしい。この最悪な気の持ち主はおそらくそいつだ。」
「道化師………！」
「……！」
『やっぱり…！』
「きっとそいつでがすね！」
「そいつの狙いまでは分からないが、とにかくこのままじゃオディロ院長の身が危ない！
頼む！修道院長の部屋に行って中で何が起こってきているのか見てきてくれないか？」
ーこのまま被害が広がらないようにしたい。
またそいつが道化師だという確率は高い為、エイト達は見てくると言った。
「ありがとう、恩に着るよ。じゃあ今から俺がいう事をしっかり聞いてくれ」
かなりの回り道になるが、院長の部屋に繋がっている所がもう一箇所あるらしい。修道院をドニ側に出て、この修道院を見ながら川沿いを進むと、廃虚と化した修道院があり、院長の部屋がある島に着く事を聞いた。
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水竜ルカ - メテオさん» 返信遅れました。コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2021年4月29日 13時) (
レス) id: 6d7c17fb01 (このIDを非表示/違反報告)
メテオ - 更新頑張ってください！面白いです！！ (2021年4月20日 20時) (レス) id: 2801cd44d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜灸 | 作成日時：2021年4月2日 14時
