【最遊記】桃源郷の魔法使い〔壱〕 (ページ39)

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Drug and booze③ ページ39

飛さんはガビーンと顔を青くした

悟浄「…そーいえば俺、八戒が酔ったところ見たことナッシング。何気にAちゃんも顔色一つ変わってねーし」

三蔵「あなどれねー」

悟浄「あのなぁAちゃん？女の子はちょっと酔うくらいが可愛いのよ？」

「そんなこと言われても…酔うって感覚よく分からないし…」

悟浄「あー、ホンモノだこりゃ」

三蔵「酒の強さは遺伝するっつーからな。八戒が強けりゃAも強ぇだろ」

悟浄「…マジか。まあ強いなら強いでギャップ萌((」

八戒「悟浄」

悟浄「…へい」

コテンと首を傾げるA

もう…酔ってる男達の前でそんな事しないでください…

八戒「心配ないですよ。多分僕ら勝ちますんで」

ぼそっと店員さんに話しかける

店員「え？」

八戒「セクハラおじさんは許せませんもんね」

「ね〜」

それからも飲み比べは続き…

飛「おい、どうした坊主。そろそろ限界か？手が震えてるぞ。その女顔にゃお酌役がお似合いだぜ。ひっひっひ」

三蔵「クックック…愚か者が…俺を愚弄するとはいい度胸だ」

八戒「…三蔵？」

三蔵「魔戒天((」

八戒「わーっ民間人相手にイキナリそんな大技かまさないで下さいっ」

慌てて三蔵の口を塞いだ

この人見た目よりかなり酔ってる…

飛「まだるっこしい勝負はヤメだヤメ！力でツブしてやらぁ若僧ども！」

悟浄「望むところだァ！エ〇ジジイ！やってやろうじゃねえか！」

店主「あああお店がぁ…」

「えぇぇ…結局そうなるの？美味しいお酒まだあるんだし、楽しく飲もーよ」

八戒「あはは…そうだね。まあ皆さん、落ち着いて…」

すると、急に店内に霧が立ちこめた

悟浄「…クソッ、頭が急に…」

三蔵「目の前が…暗く…？」

八戒「この霧…吸っちゃ駄目です！」

が、僕とA以外みんな倒れてしまう

「三蔵っ！悟浄っ！悟空っ！」

八戒「しっかりして下さい！」

悟浄を確認すると、正常に呼吸をしていた

店員「今のはただの睡眠薬です。一般人を巻き込む訳にはいきませんから」

背後には女性店員さんが立っていた

「…貴女が、これを…？」

店員「薬、かがなかったんですね…」

八戒「…貴女は一体…」

彼女は腕輪を外す

あれは妖力制御装置…！？

「お兄ちゃん！」

次の瞬間、槍が頬を掠った

八戒「っ大丈夫。…貴女も「紅孩児」の刺客ですか」

八百鼡「三蔵法師一行の猪八戒殿、猪A殿とお見受けしました。我が名は八百鼡。我が主君紅孩児様の為、今この場で死んで頂きます！」